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濃度傾斜表面による表面化学波の伝播プロセス制御

研究課題

研究課題/領域番号 08243218
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

朝倉 清高  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (60175164)

研究分担者 大西 洋  東京大学, 大学院・理学系研究科, 講師 (20213803)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードXPEEM / 濃度傾斜表面 / 化学波 / 自己組織構造
研究概要

白金表面では、CO酸化反応中に、時間空間的に変化する化学波やスパイラル波に代表される自己組織構造が形成される。これまで、TiO2や金を蒸着することで、この時空間パターンの形成条件、進行方向、形状を制御する試みを行ってきたが、時空間パターンが進行する向きを決定することは困難であった。本研究では、金濃度傾斜表面を用いて白金上の時空間パターンの進行の向きを制御することを目的として、以下の実験を行った。
1.金の濃度傾斜度を知るため、PEEM(Photo emisson electron microscopy)を元素分析能をもつXPEEM装置への改良を行った。
本装置の特徴は、これまでの表面の仕事関数を用いて、表面の顕微イメージ像を測定するPEEMと異なり、X線光電子を弁別することで、元素の分布のイメージ像を検出することができる点、光源を切り替えるだけで、PEEM法と同じ場所を調べることができる点、および反応条件下のin-situ条件で測定できる点である。本装置では、X線源として、Mgターゲットを用い、分光結晶によりサンプル上に集光した。更に、飛び出した光電子はWien filterにより、分光され、電子レンズにより結像する。これまでに全電子像の測定とスペクトル像の観測する事ができ、現在最終調整により光電子像測定の段階に入っている。
2.金の濃度傾斜表面を作り、PEEMを用いて予備的な測定を行った。その結果、金の蒸着量に対応して、自己組織構造が変化していくことを確認することができた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 朝倉 清高: "白金表面の時空間パターンの直接表面観察とその制御" 表面化学. 17. 194-200 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Askura.,K.: "A new characterization method for adsorbed hydrogen on supported Pt particles" 11th International Congress on Catalysis. 101. 911-919 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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