研究分担者 |
北川 博幸 (北川 博之) 筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (00204876)
金森 吉成 群馬大学, 工学部, 教授 (20006266)
上林 弥彦 京都大学, 情報学研究科, 教授 (00026311)
今井 浩 東京大学, 理学系研究科, 助教授 (80183010)
吉川 正俊 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (30182736)
古川 哲也 九州大学, 経済学部, 助教授 (00209165)
|
配分額 *注記 |
209,300千円 (直接経費: 209,300千円)
1998年度: 71,300千円 (直接経費: 71,300千円)
1997年度: 70,300千円 (直接経費: 70,300千円)
1996年度: 67,700千円 (直接経費: 67,700千円)
|
研究概要 |
これまでのデータベースシステムには備わっていなかった,協調作業を支援きる次世代のデータベースシステムを構築することを目的に理論とシステムの開発を行った.より具体的には,仮想的協調作業空間の研究,協調作業ための高レベルビュー機能の研究,そして分散協調統合メディア環境の研究に重点を置き,更に具体的な協調作業例を幾つか取り上げて研究を遂行した.その結果,次に挙げるような知見を得た: (1)バーチャルリアリティシステムとオブジェクト指向データベースシステムをシステム統合することにより,データベース機能を有する高度な仮想作業環境が構築できることをプロトタイプシステム構築を通して明らかにすることができたこと. (2)従来のビューサポート機能を高度に拡張することにより,協調作業支援を行うVIEW Mediaシステムが構築できたこと.関連して協調作業支援のための並行制御法を明らかにできたこと. (3)画像処理システムや協調学習支援システム構築という具体的な応用システム開発事例に則して,データベースでの協調作業支援機能を明らかにできたこと. (4)構造化文書とWebとリレーショナルデータベースの統合研究や,モーバイルWeb検索ロボットの研究を行い,分散協調統合メディア環境の実現技術を明らかにすることができたこと. (5)コンピュータと利用者の高度な協調作業環境を実現するために,具体的に地理データベースに対する高次の質問インタフェースとそれを可能とする高速質問処理技法を開発できたこと,など.
|