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メディア環境の計算モデル化と管理技術の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08244201
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関宮城教育大学

研究代表者

布川 博士  宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (00208274)

研究分担者 佐藤 義則  宮城教育大学, 教育学部, 助手 (70282150)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1996年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードマルチメディア / データベース / マ-ザインタフェース / CSCW / グループウェア / 計算モデル
研究概要

本研究の目的は,人間とメディアからなるメディア環境を対象として,その計算モデル(データモデル)化とデータベースを用いた管理方式を構築する基盤技術を確立することである.
社会の高度情報化による分散環境のユーザ層の拡大は,その利用方法の多様化をもたらしており,この分散環境の中では常に高度で多様な情報資源が創出されている.こうした状況の中では,ユーザの多様な要求に柔軟に対応することが必要であり,そのためのシステムのモデル化と管理,実システムの構築が必要である.これをふまえ,以下の3つを実現した.
(A)メディアとその構造のモデル化
メディアシステムを構築・管理するためには,情報資源やメディアに加え,メディア間の関係構造までも表現できなければならない.本研究では,我々が開発した自律分散型計算モデル(マルチエージェント計算モデルを包含)に基づくこれらを表現する計算モデルを構築した.
(B)メディア環境の計算モデル化
メディアは個人ごとに生成,利用されるため,これらを切り離して考えることはできない.そのため,我々がすでに確立した人間のコミュニケーション計算モデルと(A)の計算モデルを融合し,メディアとそれを用いるユーザを含めたメディア環境を表現する計算モデルを構築した.
(C)メディア環境プロトタイプの構築
確立した計算モデルに基づきモデル化したいくつかのメディアとその構造を,我々の開発した分散環境記述言語DeLisを用いて実際に構築した.構築に際しては,我々が明らかにした人間のコミュニケーションのためのメディアを対象とした.これを通じて,(B)の計算モデルが高い表現能力を持つ事が明らかになった.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 佐藤究,布川博士,小笠原直人,白鳥則郎: "ユーザに適応するユーザインタフェースメタファー" 電子情報通信学会論文誌. Vol.J-79A,No.2. 355-363 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 樋地正浩,布川博士,宮崎正俊: "コミュニケーション計算モデルにおけるプロトコルの表現" 電子情報通信学会論文誌. Vol.J79B-1 No.5. 61-66 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 布川博士,堀切敬一,新井恒博,福田健一,村田美恵,風間敬一,増永良文: "オブジェクト指向に基づくネットワーク環境情報システム" 電子情報通信学会論文誌. Vol.J-79D-1,No.9. 873-883 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 山口隆弘,今井聡,布川博士: "計測システムのユーザーインターフェース設計とオブジェクト指向分析プロセスへのPICTIVE法の応用" 電子情報通信学会論文誌. Vol.J-79D-1,No.10. 695-706 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 只野俊介,布川博士,宮崎正俊: "計算モデルに基づくマルチメディアデータの記述" 情報処理学会研究報告. 96-DBS-76. 61-66 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 齋藤武夫,布川博士,宮崎正俊: "マルチメディアコミュニケーションにおけるQos保証のための協調機構モデルの設計" 情報処理学会研究報告. 96-DBS-7. 133-138 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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