研究課題/領域番号 |
08244205
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
横田 治夫 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (10242570)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1996年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 情報サーバー / アクティブデータベース / 並列化 / 耐故障並列ディスク / 高信頼化 / 並列ルール処理 / 並列データベース |
研究概要 |
地球規模のネットワーク環境の発展に伴い、情報蓄積の重要性が一層増しており、蓄積された情報への高機能かつ高性能な処理の要求も高まっている。更に、故障等による蓄積された情報の紛失の社会的影響も大きくなっている。このような背景の下に、高機能、高性能、高信頼な高度情報サーバを実現することが重要である。そこで、本研究では、超並列化を目指した高度情報サーバの実現技術として、高機能なデータベースの並列処理による高速化と、ディスクレベルの並列化と高信頼化に焦点を当てた。 高機能なデータベース処理の並列化としては、並列論理型言語による並列アクティブデータベースシステムの構成と、負荷分散や最適化の手法について提案を行なった。メッセージ指向のシステム構成で、データベース処理のみでなくルール処理も含めた広い範囲の並列化を試みた。具体的には、大きく分けてデータベース処理とルール処理の双方に並列処理を探り入れた。データベース処理では、サブトランザクション毎にプロセスを対応させて問合せ間の並列処理を実現し、問合せ内では、演算と演算の間のストリーム処理による演算間パイプライン並列と、データの水平分割による演算内データ並列を実現した。また、ルール処理では、ネステッドトランザクションによるルールの祖粒度並列実行と、ルールの条件照合の細粒度並列化、更には並列環境を有効利用した条件照合最適化処理の並列実行を実現した。 高信頼並列ディスクは、並列化によるディスクサクセスボトルネックの除去と信頼性改善を目的に、相互結合ネットワークに直接ディスクを結合し、パリティグループをオーバーラップさせることで高いスケーラビリティと信頼性を実現した。
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