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仮想現実 データベースシステムのデータモデルに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08244210
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州工業大学

研究代表者

打浪 清一  九州工業大学, 情報工学部, 教授 (00029240)

研究分担者 得丸 孝行  九州工業大学, 情報工学部, 教務職員
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード仮想現実感システム / データベースシステム / 概念スキーマ / データモデル / 環境の記述 / 場の記述 / 動きの記述 / イベントの記述
研究概要

現在は仮想現実感(VR)システムを使うのに,CADで3Dデータを作成し,読み込んで利用している。その為,修正には2つのシステム間を行き来しなければならず能率が悪いので,VRシステムとデータベース(DB)システムを統合したシステムを提案した。
VRシステムで扱う仮想オブジェクトデータをDBに貯えようとするとき,以下の様な問題が生じてくる。
(1)静的な対象物だけでなく,可動部があり,自律的に動くものや,外界からの働きかけにより反応するものがある。このような動きが記述出来ない。
(2)仮想物は,ある環境の下に置かれ,環境からの影響を受ける。この様な,環境,場の記述が出来ない。
(3)DBシステムなら,検索結果は表の提示で良いが,VRシステムでは,CADデータの表では無意味である。そこでこれらに対して,要求分析,システム分析を行い,以下の機能を拡張したシステム設計を行った。
(1)静的な構造情報に加うるに,動的な構造情報を記述できるように拡張する。
動的な構造情報とは,回転部や往復運動を行う部分の動く範囲,動き方,エネルギーの伝達方法,自律的に動くものはアルゴリズム,反応をするものは、入力と反応の仕方等を記述できるようにする。
(2)環境や場の記述を出来るように拡張する。
場や環境が定義,DB化されると,後は指定するだけで,その環境が呼び出され使えるようになる。
(3)検索結果の仮想現実感表示が出来るようにする。
この機能が充実すると,必要な仮想オブジェクトを検索し,任意の位置に配置して表示する事が出来るようになり,VRシステムとDBシステムが一体化した事になる。
このように拡張された概念スキーマ記述法をBNFで定義した。なおVRデータの記述法は,VRMLでも検討されており,SGIの計算機上で先進的に稼働しているので,関係マシンとソフトウェアを購入,それらを吟味しながら設計を行った。
次年度は,この設計に基づき試作実験を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 打浪 清一,得丸 孝行: "仮想現実感データベースシステムの為のデータモデル" 高度データベース 平成8年度研究成果報告会講演論文集. 1. 22-31 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 得丸 孝行,打浪 清一: "仮想現実感データベースシステムの為のデータモデルの要求分析" 高度データベース 松江ワークショップ 講演論文集. 1. 140-144 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 打浪 清一: "仮想現実感データベースシステムのデータモデルに関する研究" 高度データベース 諏訪ワークショップ 講演論文集. 38-42 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] S.Uchinami,T.Tokumaru: "Integration of Multimedia Database with Virtual System" International Conference on Virtual System and Multimedia '95. 100-105 (1995)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 打浪 清一: "仮想現実・マルチメディア統合データベースシステムの提案" 情報処理学会 全国大会. 48. (1994)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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