研究課題/領域番号 |
08246101
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 山口東京理科大学 |
研究代表者 |
戸嶋 直樹 山口東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (50011010)
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研究分担者 |
英 謙二 信州大学, 繊維学部, 助教授 (60126696)
西出 宏之 早稲田大学, 理工学部, 教授 (90120930)
加藤 隆史 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (70214377)
大野 弘幸 東京農工大学, 工学部, 教授 (00176968)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
102,500千円 (直接経費: 102,500千円)
1998年度: 25,000千円 (直接経費: 25,000千円)
1997年度: 27,200千円 (直接経費: 27,200千円)
1996年度: 50,300千円 (直接経費: 50,300千円)
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キーワード | 二元金属ナノクラスター / コロイド触媒 / ヘムタンパク / 自己組織化 / 液晶ゲル / 高スピンポリマー / ゲル化剤 / ナノ粒子 / 二元金属クラスター / 触媒 / タンパク質 / イオン伝導 / 液晶 / ポリラジカル / スピン整列 / ゲル化 |
研究概要 |
1.ポリ(N-ビニル-2-ピロリドン)やポリ(アクリル酸ナトリウム)と銀ナノクラスターの安定なハイブリッド組織体を構築し、この構造を明らかにすると共に、エチレンのエチレンオキシドへの選択的酸化反応の触媒として従来のものより一段と高活性であることを明らかにした。またNi/Pd二元金属ナノクラスター触媒によるニトロベンゼン誘導体の還元反応機構について新たな知見を得た。さらにCu/Pd二元金属ナノクラスター吸着分子のラマンスペクトルを測定し、このような合金系ではじめて表面増強効果を観察した。 2. ポリエチレンオキシドを高分子溶媒としてヘムタンパク質を熱安定化し、DNA鎖を分子ワイヤーとする促進電子移動を実現した。さらにチオフェンアルデヒドをプロモーターとする金電極への配位固定化に成功した。 3. 外部刺激や環境変化に動的に応答する機能材料を得ることを目的として、自己組織的に水素結合三次元ネットワークを形成する分子を用いて、液晶ゲル(動的不均一システム)およびイオン伝導性液晶(動的均一システム)を構築した。 4. 共役高分子へ規則正しくラジカル置換基を導入した高スピンポリマーとして星型および多分岐型ポリ(フェノキシル置換フェニレン・ビニレンおよび-エチニレン)から、二次元または三次元的ラジカルポリマーに拡張展開し、スピン整列における共役高分子の次元効果を検証できた。 5. これまで開発してきた代表的なゲル化剤を伴って、支持電解質を溶かした有機溶媒をゲル化することによってゲル電解質を作製し、このゲル電解質のイオンの電荷移動挙動を検討した。ゲル化剤分子の形成する三次元網目状ナノ組織体の中に取り込まれたイオン電荷が、バルク中と同様な動きをすることを明ら かにした。
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