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反応性ラダー型ポリシロキサンを用いた階層的無機ネットワークの形成

研究課題

研究課題/領域番号 08246234
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

木村 良晴  京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (10132276)

研究分担者 宮本 真敏  京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助教授 (70149524)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードシリコーンラダーポリマー / トリクロロフェニルシラン / ポリシルセスキオキサン / ジシラン構造 / 光反応性 / 無機ポリマー
研究概要

シリコーンラダーポリマーは優れた熱的機械的特性を示すにもかかわらず、その構造制御が極めて困難であるため、現在のところその応用開発および機能化に関する研究はほとんど行われていない。本研究では、出発となるトリクロロシランの加水分解条件と加水分解物の重縮合の条件を探索し、規則的な二次元構造を有するラダーポリマーの合成を行い、ジシラン構造に由来する反応性および機能性について検討を行うことを目的としている。
(1)トリクロロフェニルシラン(TCP)の制御加水分解によるラダー構造の制御
TCPのトルエン溶液を激しく攪拌した0℃の水中に滴下して加水分解を行った後、水層をNaHCO_3で中和して0℃に保つことにより白色粉末状の加水分解物を得た。その分子量は単離条件により、170〜1000にまで変化した。かく加水分解物をトルエンに溶解して0.1wt%のKOHの存在下に16h脱水還流を行い、ポリフェニルシルセスキオキサン(PPQS)を合成した。Mn=170と290の加水分解物では重合時間と共にPPQSの分子量が徐々に増大して10万以上となった。
(2)新規光反応性シリコーンラダーポリマーの開発
シリコーンラダーポリマーの機能化を図るために、種々の反応性を示すジシラン結合を単位構造に有するポリシルセスキオキサンの開発を検討した。すなわち、1,1,1-trimethyl-2,2,2-trichlorodisilane(TTS)の加水分解縮合によりpoly[(trimethylsily)sisesquixane](PTSS)を合成し、その反応性を利用して種々の構造を形成させ機能を創製することを目的とした。本年度は、TTSの合成法を確立し、その加水分解条件の策定を行った。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] E.C.Lee and Y.Kimura: "A New Formation Process of Poly(phenylsilsesquioxane) in the Hydrolytic Polycondensation of Trichlorophenylsiane:Isolation of Low Molecular Weight Hydrolysates to Form High Molecular Weight Polymers at Mild Reaction Conditions." Bull.Chem.Soc.Jpn.70(in print). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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