研究課題/領域番号 |
08246241
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
入江 正浩 九州大学, 工学部, 教授 (30001986)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | デンドリマ- / 光機能 / ジアリールエテン / アントラセン / 蛍光消光 / 原子力間顕微鏡 / フォトクロミズム / 自己会合 |
研究概要 |
光機能性をもつデンドリマ-の合成と自己会合体の形成を試みた。デンドリマ-のコアー部は、外部からの摂動を受けにくく、また適度の自由度をもつとされている。このことを、コアー部に蛍光性アントラセンあるいはフォトクロミックジチエニルエテンをもち周辺部にベンジルエーテル基をもつデンドリマ-を合成し、検証した。デンドリマ-コアー部に存在するアントラセン蛍光を、N,N-ジエチルアニリンにより消光させ、その消光速度を蛍光強度のStem-Volmer plotsおよび蛍光寿命測定から求めた所、デンドリマ-世代の増大とともに減少することが認められた。第4世代デンドリマ-アントラセン蛍光の消光速度は、モデルアントラセンの消光速度の1/3となった。このことは、デンドリマ-周辺部のベンジルエーテル基が、消光剤のコアー部への接近を防いでいるためと考えられる。コアー部が、外部からの摂動を受けにくくなっていることが確かめられた。このデンドリマ-は、マイカ上において規則的に配列した会合体を形成することが認められた。第3世代デンドリマ-をベンゼンに溶解し、マイカ上に滴下し乾燥させたのち、AFMにより測定した所、直径約50nm、高さ5nmのドットが約0.5μm間隔で配列している像が得られた。ついで、ジチエニルエテンをコアー部にもつデンドリマ-について、ジチエニルエテンのフォトクロミック反応性の世代依存性を測定した。光閉環童子収率に世代依存性は認められず、コアー部は反応に十分の自由度を持っていることが確かめられた。
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