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三次元分子集合体の高分子化とキャラクタリゼーション

研究課題

研究課題/領域番号 08246253
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関岡山理科大学

研究代表者

冨永 敏弘  岡山理科大学, 工学部, 教授 (30131618)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードミセル / ベシクル / 拡散係数 / 蛍光消光 / クラスター / ポルフィリン
研究概要

全体としては電荷を持たない両イオン性ミセルに、界面活性陰イオンを可溶化して電荷を変化させ、トレーサー拡散係数および相互拡散係数を測定した。また、ピレンの蛍光減衰からミセルの会合数を求めた。ミセルのトレーサー拡散係数は電荷の増大とともに減少し、界面活性陰イオンを可溶化によるミセルサイズの増大とミセル-媒体間の静電的相互作用との両方に基因することがわかった。相互拡散係数は界面活性陰イオンを可溶化により大きく増大し、従来知られているイオン性界面活性剤の場合と異なり、臨界ミセル濃度以上で濃度の増大とともに増大しないという結果が得られた。
イオン性ホスフィン誘導体に保護された金の二殻クラスターのトレーサー拡散係数に対するイオン強度の影響を検討した。水溶液中でのサイズを求め、イオン強度の低いところでは静電的相互作用のために拡散係数が減少することがわかった。
負電荷を持つベシクル溶液系で、無電荷および陽イオン性ポルフィリンの陽イオン性消光剤による消光反応速度を測定した。陰イオン性ベシクル表面でも陽イオン間の電荷反発の寄与のあることがわかった。
ミセル状態および液晶状態の分子集合体を高分子化することを試みた。現段階では重合度が低く、更に検討中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Toshihiro Tominaga: "Tracer Diffusion of a Ligand Stabilized Two-Shell Gold Cluser" Chemistry Letters. 1996・12. 1033-1034 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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