研究課題/領域番号 |
08247105
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
川村 清 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (00011619)
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研究分担者 |
勝本 信吾 東京大学, 物性研究所, 助教授 (10185829)
明楽 浩史 北海道大学, 工学研究科, 助教授 (20184129)
上田 正仁 広島大学, 工学部, 助教授 (70271070)
津田 穣 千葉大学, 薬学部, 教授 (90009506)
塚田 捷 東京大学, 理学研究科, 教授 (90011650)
樽茶 清悟 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (40302799)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
97,700千円 (直接経費: 97,700千円)
1999年度: 16,800千円 (直接経費: 16,800千円)
1998年度: 15,000千円 (直接経費: 15,000千円)
1997年度: 36,000千円 (直接経費: 36,000千円)
1996年度: 29,900千円 (直接経費: 29,900千円)
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キーワード | 量子ドット / クーロン・ブロッケイド / カーボン・ナノチューブ / トンネル顕微鏡 / 近藤効果 / 固体表面 / 多電子効果 / 第1原理分子動力学 / 単電子デバイス / クーロンブロッケード / カーボンナノチューブ / 多電子系 / 単電子トランジスター / トンネル電流 / 量子伝導 / 位相 / ジョセフソン効果 / クーロンブロッケイド / メゾスコピック系 / 園体表面 / 電流電圧特性 / トンネル効果 |
研究概要 |
第1班の研究目的は、班員のこれまでの実績を活かして、単電子デバイスを将来の単一電子エレクトロニクスの中核として発展させるために克服すべき諸問題を、物理学の切り口で解明することである。 量子ドットを内包する半導体トランジスタ素子,量子ドットが超伝導体である単電子トランジスタ構造を作製し、軌道状態もスピン状態も人工原子としての諸特性をもつことを実験理論の両面から確認した.また,常伝導電子も超伝導電子も位相が確定しているこを実験的に確認し,位相緩和の理論も作った.さらに、シリコンやダイヤモンド表面上に金属量子ドットを選択的に形成する可能性を理論的に示した。また表面上の原子尺度構造がどのような性質を示し、機能を発現するかについて理論予測をおこなった。微小多孔質アルミナ膜の微小細孔中に金属、カーボンナノチューブ等を成長させ、自発的に単一微小トンネル接合が形成されることを示した。 また、半導体微結晶の電子状態、緩和機構,またGaAs/AlGaAsヘテロ接合上にドット配列構造の磁気分散モードを観測した。その他の基礎研究として、微小強磁性トンネル接合におけるクーロン・ブロッケードの基礎理論を作り、スピン制御素子の動作原理として注目されている。
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