研究課題/領域番号 |
08247204
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
落合 勇一 千葉大学, 工学部, 助教授 (60111366)
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研究分担者 |
山本 和貫 千葉大学, 工学部, 助手 (90251181)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 炭素フラーレン / C_<60>クラスター / 単電子トンネリング / 単電子トランジスター / クーロンブロッケイド / パーコレーション / 金属非金属移転 |
研究概要 |
炭素フラーレンはC_<60>12に代表される新物質であるが、特にC_<60>はその対称性の良さ、電気的絶縁性の良好なことから、単電子トンネル接合材料として有望であるとされてきた。本研究においては、このC_<60>を、人工的に制御した方式で、C_<60>素材によるトンネル素子を作成し、室温にて単電子トンネル(SET)現象を観測することを計画した。本年度はそのための準備として、C_<60>蒸着膜の電気特性を調査した。まず、制御性を考えて、C_<60>のクラスターによる単層膜の電気特性を調べた。特に、パーコレーション的な振舞について詳しく調べため、走査電子顕微鏡やX線回析で補いつつ室温にて真空中、大気中におけるパーコレーションしきい値等を検討した。また同時に、パソコンを用いた。シュミレーションも行った。その結果、クラスター径が1μm以下で、パーコレーション的な電気特性を有することが判明し、そのI-V特性を詳細に調べることが、出来た。今後は、さらに、I-V特性の調査を中心に研究を行う計画である。
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