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コミュニティにおける震災避難から復興までの地域施設の対応システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 08248118
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

森田 孝夫  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (90107350)

研究分担者 阪田 弘一  大阪大学, 工学部, 助手 (30252597)
横田 隆司  大阪大学, 工学部, 助手 (20182694)
吉村 英祐  大阪大学, 工学部, 助教授 (50167011)
相原 士郎  大阪大学, 工学部, 教授 (70029164)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードコミュニティ / 地域施設 / 阪神・淡路大震災 / 避難所 / 高齢者福祉施設 / ネットワーク / キ-ステーション
研究概要

本研究は,都市の地域施設が,震災避難・復旧のコミュニティ活動の拠点として最適な役割を果たすための対応システムを構築することが目的である。研究実績をまとめると次のとおりである。
1 阪神・淡路大震災の避難所は,余震が続き,ライフラインが途絶した安全といえない場所に開設された。この問題は,地域施設の初期対応の実態調査から明らかになった。
2 多数の避難者を収容したのは学校である。その避難圈域の広さは,都市大火による避難圈の変形がない場合,半径500mにおさまる。そして学校が震災避難のコミュニティ活動の拠点となった。
3 コミュニティ(地域社会)における避難行動・避難生活は,神戸市と淡路島の実態調査によると,神戸市が住民主導型で,淡路島が行政主導型であった。そして,住民アンケート調査によると,神戸市では都市直下地震が再度発生した場合も,近隣の相互扶助に期待する人が多い。
4 神戸市において,学校が,さまざまな避難所への食糧や救援物資を受入て配布するキ-ステーションとして機能し,避難所間にネットワークを形成した例が長田区真野地区で観察された。
5 地震発生直後から,老人ホーム等の高齢者福祉施設は,要介護被災老人に対し,緊急ショートステイ,避難所への訪問介護支援を開始した。行政による支援発令は地震発生1週間後であり,初動の遅れが目立つ。行政の中枢が被災しても機能する対応システムが求められる。
以上の研究成果から,コミュニティに避難生活のネットワークのキ-ステーションとなる避難拠点の構築が提案された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 阪田弘一: "阪神・淡路大震災における地域施設の避難所への転用実態に関する研究" 地域施設計画研究. 14. 333-340 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 八木大志: "神戸市長田区南部における避難行動過程からみた避難場所の選択傾向に関する研究" 地域施設計画研究. 14. 341-348 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 吉村英祐: "阪神・淡路大震災後の商業・医療施設の復旧過程に関する研究" 地域施設計画研究. 14. 357-364 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 森田孝夫: "神戸市長田区と淡路島における震災避難行動と地域施設の緊急対応に関する研究" 第1回都市直下地震災害総合シンポジウム論文集. 14. 311-314 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 森田孝夫: "阪神・淡路大震災における高齢者の災害弱者に対する福祉施設等の初期対応の実態と問題点" 地域施設計画研究. 15(未定). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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