研究課題/領域番号 |
08248207
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
高梨 晃一 千葉大学, 工学部, 教授 (60013124)
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研究分担者 |
高橋 徹 千葉大学, 工学部, 助教授 (10226855)
大井 謙一 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (90126003)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 鋼構造 / 溶接 / 耐震性能 / 高速載荷 / 載荷速度 / 破断 / 脆性破壊 / 靱性 |
研究概要 |
阪神大震災において、鉄骨造柱・梁接合部の溶接部に脆性的な破断を含む大きな被害をうけた。この損傷の原因が、厚板の溶接によるものか、接合部詳細の形態によるものか、あるいは、高速度の載荷に起因するものか、未だ明確になっていない。そこで本研究では、代表的な形状の溶接接合部を持った片接梁に、高速で繰返し載荷を行い、静的な載荷時における性状とどのように異なるかを調べた。 片持梁試験体の溶接端を試験床に固定し、他端を高速アクチュエータによって載荷して固定端における曲げモーメントと回転角の関係を調べた。載荷は漸増繰返しとし、高速載荷、低速載荷とも全く同じ載荷履歴とした。 今回使用した鋼材は、塑性変形能力、破壊靱性ともに優れていたので、破断状態を含めて高速載荷、低速載荷時における性状に大きな差は見られなかった。すなわち、設計において載荷速度の影響を考える必要はない。
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