研究課題/領域番号 |
08248234
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 奈良大学 |
研究代表者 |
碓井 照子 奈良大学, 文学部, 助教授 (30068829)
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研究分担者 |
酒井 高正 奈良大学, 文学部, 専任講師 (60205705)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 阪神・淡路大震災 / 復旧・復興 / 防災GIS / データベース / がれき撤去 / 仮設建物 / 電子地図 / 学術ボランティア |
研究概要 |
奈良大学地理学科防災調査団は、阪神・淡路震災復興の学術ボランティア活動として阪神・淡路大震災地域(神戸市、芦屋市、西宮市、宝塚市、川西市、伊丹市、尼崎市)の瓦礫占拠による道路交通不能箇所、瓦礫撤去状況と瓦礫撤去後の建物建設状況を時系列的に定点調査した。交通不能箇所は、2月9日から3月末まで2週間毎に調査し、数値10000のデジタル地図上にその位置が入力されている。瓦礫撤去・建物現況調査は、2月9日から実施されたが、4月から7月までは1カ月毎に、7月以降は3カ月毎(10月、1996年1月、4月、7月、10月、1997年1月)に110人から120人で現地調査され、奈良大学情報処理センターでパスコ社のARC/INFOを使用して災害データベースが作成された。1995年の4月以降は、ゼンリンの電子住宅地図にRINZOを使用して瓦礫撤去箇所、建物建設箇所が点で入力され、点の位置座標をDiMSISで19座標系に変換し、ARC/INFOへインポートされた。2500分の1のデジタルマップ状の建物枠内に瓦礫撤去状況や建物建設状況が入力されている。このデータベースは、復興計画策定の基礎資料として神戸市で利用されている。 このデータベースの建物建設状況は、新築建物と仮設の建物(プレハブ、コンテナ、テント、小屋など)が業種別(商店、工場、公共施設、事務所など)、構造別、階層別に識別されている。また、瓦礫撤去とは関係ないが公園のテント村、校庭やグランドの仮設住宅数などが時系列的に調査されている。避難所の位置、避難民数の月別推移も入力されている。このデータベースは、復興過程の分析の基礎資料として重要である。
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