• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

チトクロムbc型NOリダクターゼによるNOの変換機構

研究課題

研究課題/領域番号 08249214
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

櫻井 武  岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助教授 (90116038)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードNO / NOリダクターゼ / チトクロム / ESR / MCD / 膜タンパク / コンプレックス / レドックス
研究概要

Al cali genes xylosoxi dans GIFU 1051 を嫌気条件で培養し、膜成分をドデシルマルトシドで処理することによって、可溶化したのち、DEAEセルロース、ヒドロキシアパタイト、セファデックスなどを用いたカラムクロマトを行うことによって、NOリダクターゼを単離した。酵素活性の検出はガスクロを用いる方法を開発して、酵素精製を行った。次いで、吸収、MCD、ESRスペクトルなどを測定することによって、NOリダクターゼをキャラクタライズした。その結果、この酵素はチトクロムbサブユニットとチトクロムcサブユニットのコンプレックスであることがわかった。さらに、ヘムの電子状態として、高スピンと低スピンの成分があることを明らかにした。ついで、NOリダクターゼのレドックスカップルであると考えられる、可溶性タンパク、チトクロムc553を単離して、吸収、MCD、ESRスペクトルなどによって、ヘムの電子状態について詳しく検討した。このような研究によりAl cali genes xylosoxidans GIFU 1051 にNOリダクターゼが存在することを確認し、基本的なキャラクタリゼーションを行ったが、この酵素が著しく不安定であるので、より詳細な研究を進めるために、大量に安定な酵素を得ることをめざして、様々の脱窒菌をスクリーニングテストした。その結果、Par acoccus hal odenifitricansが最適であることを突き止め、精製法を確立した。また、Al cali genes xylosoxi dans GIFU 1051 と同じレベルの分光学的キャラクタリゼーションを行った。現在、ゲノムクローニングを目指して、ペプチドシーケンスを部分的に調べているところである。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 櫻井武: "Cyclic Voltammetry of Cucumber Ascorbate Oxidase" Chemistry Letters. 1994・4. 481-482 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 櫻井武 他2名: "FT-IR Spectra of the Azide-Type 3 Copper in Laccase and Ascorbate Oxidase" Chemistry Letters. 1996・6. 651-652 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 櫻井武 他3名: "Reduction and Oxidation Processes of Blue Copper Proteins,Azurin,Pseudoazurin,Umecyanin,Stellacyanin,Plantacyanin,and Plastocyanin Approached by Cyclic and Potential Step Voltammetries" Bulletin of the Chemical Society of Japan. 69・10. 2855-2862 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi