研究課題/領域番号 |
08250204
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
入江 賢児 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助手 (90232628)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | MAPキナーゼ / シグナル伝達 / 転写因子 / TGF-β / TAK1 |
研究概要 |
MAPキナーゼカスケードの解析から、以下のような成果を得た。 酵母のMAPキナーゼであるMpk1の下流で機能するRLM1遺伝子は、serum response factorと高い相同性を示すタンパク質をコードしており、Rlm1はMpk1の下流で機能する転写因子であると考えられる。Rlm1の転写活性化能がMpk1に依存しているかを調べるため、LexAとの融合タンパク質を構築した。lexAオペレーターの下流にlacZ遺伝子を連結したレポーター遺伝子を用いて、野生型株とmpk1変異株におけるLexA-Rlm1の転写活性化能を検討した結果、Rlm1の転写活性化能はMpk1に依存していることが明かとなった。また、in vitroでRlm1がMpk1によりリン酸化されることがわかった。以上のことから、Rlm1はMpk1シグナル伝達系において、Mpk1によるリン酸化による転写活性化能が制御される転写因子であると考えられる。 我々はこれまでに、TGF-βのシグナル伝達に関与する新規のMAPKKKであるTAK1を分離している。Two-hybridスクリーニングにより、TAK1と相互作用する因子TAB1,TAB2を同定した。このうちTAB1はTAK1のキナーゼ触媒領域に、TAB2はC末側の制御領域に結合する。TAB1は、共発現によりTAK1のキナーゼ活性を上昇させること、およびTGF-β刺激に応答したPAI-1(Plasminogen activator inhibitor type 1)遺伝子の発現を促進することから、TAK1の活性化因子として機能すると考えられる。
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