• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

核内レセプターmRORα4遺伝子の神経系特異的な転写制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 08250220
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関産業医科大学

研究代表者

松井 隆司  産業医科大学, 医学部, 助教授 (10140906)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード核内レセプター / RORα / RAR / 転写制御 / 神経細胞 / 分化
研究概要

1。オルファン核内レセプターRORαの神経細胞特異的な転写の制御機構明らかにする目的で、P19細胞を用いたトランスフェクション実験で転写制御領域および制御因子の解析を行った。その結果、RORα遺伝子の上流に局在するKrox/Egr因子結合配列に分化特異的なタンパクが、また下流GC-box配列にSP1因子が結合し、それらの相互作用を通して、P19細胞の神経細胞分化特異的な転写の制御が規定されていることが明らかにされた(投稿準備中)。RORα遺伝子の転写制御因子の一つが神経細胞の発生や分化に密接に関わるKrox/Egrファミリーのメンバーであると示唆され、今後この制御因子のcDNAを単離し、プルキンエ細胞でのRORα遺伝子の転写制御に関与しているかを解析する予定である。
2。一方、RORαがどのような遺伝子の転写制御を通して小脳プルキンエ細胞の生後発達に関与しているかを明らかにする目的で、RORαの標的遺伝子を同定し、その転写制御をトランスフェクション実験系で解析した。その結果、プルキンエ細胞特異的な遺伝子Pcp-2の転写がRORαの標的遺伝子であることが示唆された。さらに興味あることに、Pcp-2遺伝子のみならず他のプロモーターもRORαとRARとの相互作用により相乗的に活性化された。この結果は、RORαがレチノイン酸シグナル伝達経路に新しいmodulatorとして機能することを示唆している(投稿中)。今後、これら二つのレセプターのcross-talkによる転写制御の分子機序を明らかにしていきたい。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Matsui: "Diffential activation of the murine laminin B1 gene promoter by RARα,RORα,and AP-1." Biochem.Biophys.Res.Comm.220. 405-410 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] S.Sashihara: "Orphan nuclear receptor RORα gene : isoform-specific spatiotemporal expression during postnatal development of brain." Mol.Brain Res.42. 109-117 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi