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大脳皮質ニューロンの分化制御因子の検索

研究課題

研究課題/領域番号 08254207
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

山本 亘彦  大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (00191429)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード分化 / 大脳 / TGF / RT-PCR
研究概要

昨年までに、TGF-βファミリーに保存されたC末端領域の塩基配列をもとに、E14ラットの大脳mRNAからRT-PCR法を用いてそのファミリーに属する分子の検索を行ない、TGF-βファミリーの中のBMPサブファミリーに属する新規分子と推定される断片を得た。PCR断片から全長cDNAが得られ、塩基配列の解析により430アミノ酸から成る蛋白質をコードする遺伝子であることが判明した。この蛋白質はシグナル配列、プロドメインと保存領域から構成され、検索の結果ニワトリのdorsalin-1と最も相同性が高く、アミノ酸配列では保存領域において約80%、ORF全体で約60%の相同性が認められた。その他のTGF-βファミリーとの比較ではBMPサブファミリーと50%程度の相同性があった。この分子の発現が、発生期あるいは神経系に特異的なものであるかを調べるために、E14、E18、P2、成体のラット大脳、間脳、中脳、後脳、E18の骨格筋、内蔵からmRNAを抽出し、RT-PCR法による定量を行なったところ、肝臓を除いては脳での発現が高かった。さらに脳では全ての領域で胎生期に極めて高いレベルの発現が認められたが、領域ごとにそのピーク時期は異なり、神経細胞の産生時期に呼応しているように思われた。以上の結果から、発生期の脳には新規のTGF-βファミリー分子が存在して、neurogenesisに関与することが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yamamoto,N.,Higashi,S.and Toyama,K.: "Stop and Branch Behaviors of Geniculo Cortical Axons:A Time-Lapse study in Organotypic Cocultures" J.Neuroscience. (in press).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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