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21世紀ごみゼロ社会における都市ごみ管理のごみ流れ・エネルギー・コスト・リスク評価

研究課題

研究課題/領域番号 08255201
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関北海道大学

研究代表者

田中 信壽  北海道大学, 工学部, 教授 (90133701)

研究分担者 吉田 英樹  室蘭工業大学, 工学部, 助手 (70210713)
松藤 敏彦  北海道大学, 工学部, 助教授 (00165838)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード都市ごみ処理 / ごみ流れ / エキスパートシステム / システム評価
研究概要

(1)家庭系ごみの処理システム評価プログラム作成
プログラムの特徴は、(1)ごみの発生から中間処理残渣の最終処分までの、ごみ処理のすべてをカバーしている。(2)特に、ごみの発生・分別・資源化は、以降のごみ処理を大きく左右するが、筆者らがこれまでに行った研究が大いに生かされている。(3)ごみ処理は多くの処理プロセスからなるが、システム評価のためそれらの膨大なデータを集積し、「可燃ごみは焼却、堆肥化、ごみ燃料化が処理選択肢としてある」といった専門家の知識を取り入れたエキスパートシステムである。(4)システムの諸数値はデフォルトとして与え、ユーザーは「ごみをどのように分別するか、その各々をどう処理するか」といった意志決定を行うだけで、すぐにその評価を知ることができる。(5)容器包装ごみ回収、大型家電製品の回収の効果など、今後考えうる施策の評価もできる。(6)物質収支、コスト、エネルギー、環境リスクにより、ごみ処理を多元的に評価することができる。
今年度は物質収支を評価する段階までのプログラムをVisual Basicで作成した。データの収集は現在も行っているが、次年度はコスト、エネルギー、リスクに関するデータを文献調査、アンケート調査によって収集し、プログラムを完成する。
(2)事業系のごみの流れの把握
事業系ごみの量は家庭系のごみ以上に多いが、発生源の多用さのため流れの把握が難しい。そこで、(1)札幌市が処理している事業系ごみの事業所分類ごとの発生量と組成を、東京都の調査を基に推定した。(2)ごみの持つポテンシャルとして、家庭系ごみと合わせた一般廃棄物の焼却によるエネルギー発生量、焼却灰を溶融した場合のスラグ発生量、厨芥の堆肥化による堆肥化量を推定した。(3)厨芥、プラスチックなどの資源化シナリオを設定し、焼却、埋立に対する影響を評価した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 呉 佶鐘、松藤敏彦、田中信壽: "家庭系ごみ収集量の変化要因分析及びごみ種別推定モデルの作成" 廃棄物学会論文誌. 7(2). 68-77 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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