研究課題/領域番号 |
08255215
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
橋本 和仁 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (00172859)
|
研究期間 (年度) |
1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
|
キーワード | 太陽エネルギー / 炭酸ガス / 電気化学法 / 光電気化学法 |
研究概要 |
本研究は、地球の温暖化等環境問題に関連して廃棄、再利用等の必要性が認識されている炭酸ガス問題を取り上げた。具体的には炭酸ガスを還元、再資源化する化学的手法である電気化学および光電気化学法に着目し、有効性の高いエチレンやアルコールを選択的に得るシステムの開発および実用性の検討を行ってきた。重点的に本年度は、光エネルギーを一次エネルギー源として用いた光電気化学的炭酸ガス還元法が炭酸ガスの処理技術として実際に地球温暖化問題を解決に貢献出来るのかを広い立場で研究検討を重ねてきた。研究成果を下記する。 太陽エネルギーを用いた半導体光電気化学法による炭酸ガス削減の実用化可能性について技術およびコストの立場から検討し、さらに他の炭酸ガス処理法との比較検討をおこなった。 1.太陽エネルギーを用いた電気化学、光電気化学的炭酸ガス還元法の経済効率と炭酸ガス削減効果との関連性を確立した。 2.電気化学法、光電気化学法および光触媒法のそれぞれの炭酸ガス処理技術において、最も高速度処理が可能で、かつ生成物の付加価値が高いシステムを分類した。 3.電気化学的還元および半導体電極による光電気化学的還元によって削減することができる炭酸ガス量を実験結果をもとにほぼ予測することができた。 4.太陽エネルギーを一次エネルギー源として用い、さらに付加価値の高い生成物を高効率で生成するシステムの開発を試みた。
|