研究課題/領域番号 |
08255231
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
奥 彬 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (50027885)
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研究分担者 |
山田 悦 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 講師 (30159214)
胡 連春 京都工芸繊維大学, 環境科学センター, 教務職員 (60273546)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | PET / テレフタル酸 / エチレングリコール / 加アルカリ分解 / プラスチック・リサイクル / 化学リサイクル / 地球温暖化防止 / 省資源 |
研究概要 |
本研究では、これまで環境中に廃棄されてきたプラスチックスが、貴重な有機資源の枯渇につながる社会問題であり、さらに廃棄物や焼却による地球温暖化問題など地球規模の環境破壊につながる大きな問題となっていることを憂慮して、プラスチックス回収再利用システムを有効に働かせるために、廃棄プラスチックを簡便な装置を使って原料モノマーへ回帰させる化学的リサイクル技術を目的とした研究に取り組んだ。先ずはポリエチレンテレフタレート(PET)の廃棄プラスチックを研究対象に選んで研究し、ついには無水エチレングリコール(EG)中での加アルカリ分解法による原料モノマー(テレフタル酸ソーダとEG)への化学的リサイクル技術を開発することに成功した。 この技術は、化学的手法に基づくため、マテリアルリサイクルに要求されるほどの回収PETチップの純度は必要でなく、分別収集の工程を大幅に省力化可能であり、また、高純度の再生モノマーのテレフタル酸(TPA)とEGとが入手できる可能性を持っている。さらに加えて、使用する薬品はカセイソーダと硫酸の二つ(加水分解ではないことに注意)だけであり、産出する副産物は硫酸ナトリウムだけであることも実用化への有利な条件となっている。 EG中のみならず、さらに低温での処理を目標とした検討の結果、無水アルコールに若干量のジオキサン等エーテル性溶媒を加えた処理反応系で、PETの加アルカリ分解が同様に高効率で達成できることが見いだされた。これらの研究は現在実証実験(試験研究)への展開準備中である。
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