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物質循環に基づく廃棄物質最終処分の環境影響予測手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08255249
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関金沢工業大学

研究代表者

鈴木 規之  金沢工業大学, 工学部, 講師 (40196853)

研究分担者 安田 正志  金沢工業大学, 工学部, 教授 (00089012)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード浸出水 / 下水 / 重金属 / ヒ素 / セレン / 形態分析 / ダイオキシン
研究概要

本年度の研究の結果、以下の成果が得られた。以下では交付申請書記載の項目に従って報告する。
1.焼却灰のpH依存性溶出試験の実験を行った。
2.溶出試料中のAs,Seの形態分析手法に関する検討を行った。この検討においては、有機・無機のマトリックスを多く含む排水・浸出水などの試料に対しする適用性と可能な限り簡便な手法で多数の試料を分析することを目的として、陰イオン交換クロマトグラフィーによるイオンクロマトグラフ(IC)を形態文理に用い、ICP/MSを検出装置として使用した。As,Se以外の金属については、浸出水・排水などの試料で予測される非溶解性分、有機結合態及び無機体の分別を検討した。本研究では、ポリスチレン樹脂のSep-Pak PS-2樹脂への吸着成分を有機態と考えて分画を行った。実験の結果、結合態元素の分析では、CuがPS-2に吸着する有機態が融解性成分全量の最大50%程度、下水流入水のPbで20%程度存在する結果となったが、他の元素ではPS-2結合性の有機能はほとんど存在しなかった。また、Cu,Pbは大部分が浮遊成分として存在したが、他の元素では大部分が溶存態であった。溶解性ヒ素の形態分析の結果では、ヒ素ではPS-2への結合態はほとんど見られなかったにも関わらず、試料中に亜ひ酸、ひ酸以外の形態がかなり存在することがわかった。
3.Eh-pHダイヤグラムによる溶出条件の整理は、本年度は到達できず、現在までに得られている形態分析の結果を更に検討して次年度以降に検討する予定である。
4.ダイオキシンの分析については、飛灰試料中ダイヤオキシンの形態分析の基礎的実験手法に関する検討を行った。
5.実際の廃棄物処分場浸出水の分析を行っているが、現時点では溶出実験との十分な結合は達成されていない。これについては次年度以降に継続して検討を続ける予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Suzuki,N: "Modeling the Profile Transformation of PCDDs and PCDWFs in the Environment" Organoholagen Compounds. 28. 16-19 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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