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遺伝子・環境交互作用の分析によるパーキンソン病の易羅病性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 08256203
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関北海道大学

研究代表者

近藤 喜代太郎  北海道大学, 医学部, 教授 (80018366)

研究分担者 田代 邦雄  北海道大学, 医学部, 教授 (90002154)
志渡 晃一  北海道大学, 医学部, 助手 (20206098)
羽田 明  北海道大学, 医学部, 助教授 (00244541)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード運動ニューロン疾患 / 電離放射線 / 原爆実験 / 疫学
研究概要

発表課題:運動ニューロン疾患と電離放射線
運動ニューロン疾患(MND)が太平洋での原爆実験に影響されたとする論文(Neilsons et al. J Neurol Sci 134 : 61-66, 1995)が出て、英国で大きく扱われたため、つぎの報告を行った。
1)MNDなど、神経変性疾患には古くから体細胞突然変異説がある.
2)日本のMNDの訂正死亡率の年次推移はそのような考察の余地がある.
しかし、1)は実験、2)はマクロのレベルの情報で、1)2)ともMND患者が放射線照射と相関していることの結果であり、その事実を確かめないで直ちにNeilsonら(1995)のような考察はできない.
この点を分析した報告は著者による3報があり、すべて否定的である。
a.ケース・コントロール研究A(Kondo and Tsubaki, 1981)原爆被曝歴と相関がない
b.同B(厚生省ALS班,1975)放射線へ職業被曝と相関がない
c.原爆被曝者の死因調査の結果は、被曝しなかった対照と差がない(近藤 未発表)
元来、MND患者には放射線被曝歴のない事例の方がはるかに多く、たとえよわい相関があったとしても、MNDの原因ではなく、高々誘因、または副因でしかなく、a〜cからみて、MNDと放射線との関連性は考慮に値しない、と考えられる。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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