研究課題/領域番号 |
08257215
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山崎 常行 九州大学, 理学部, 教授 (10108649)
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研究分担者 |
仁田坂 英二 九州大学, 理学部, 助手 (60222189)
原田 光 愛媛大学, 理学部, 助教授 (40150396)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1996年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | アミラーゼ / 共調進化 / 適応進化 / ショウジョウバエ / 遺伝子発現 / 調節領域 |
研究概要 |
1 遺伝子発現と遺伝子構造 ショウジョウバエにおけるアミラーゼ遺伝子の発現パターンは発現時期や部位などが種によって様々である。約30種のショウジョウバエのアミラーゼ遺伝子配列(コーディング調節領域)を決定したところ、キイロショウジョウバエ近縁種以外のアミラーゼ遺伝子の重複パターンはそれぞれ異なっており、遺伝子構造の進化は独立に起こってきとこが明らかとなった。それにもかかわらず、コーディングでの協調進化、ノンコーディングでの独立進化という傾向は全てのグループで共通であった。この結果の詳しい解析の結果両領域での進化のパターンは適応的に起きてきたことが分かった。 2 アミラーゼ遺伝子トランスクリプション因子の解析 ショウジョウバエの中でP因子を転移させることによって突然変異体を生じさせるいわゆるエンハンサートラッピング法によって突然変異系統を多数作成し、基質の違いと組織特異性による違いにより誘発能や抑制能の異なる系統を多数スクリーニングした。そのうちの7系統はリバータントの活性と遺伝子を調べることにより、アミラーゼのトランスクリプション因子を含む調節遺伝子であることを確認した。現在、クローニング中である。 3 匂い遺伝子の解析 同様な方法で匂い異常の突然変異をスクリーニングし、エタノールの匂いを認識するために必要な遺伝子をクローニングすることに成功した。
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