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分裂面決定の分子機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08259202
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

枝松 正樹  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (60251328)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード細胞質分裂 / pos mutant / 分裂酵母
研究概要

分裂面決定機構の解析は、細胞質分裂の分子機構を理解するうえで重要である。本研究では、これまでの研究により得られた分裂酵母の温度感受性分裂面位置異常変異株(pos mutant)について変異遺伝子の単離をおこなった。通常の細胞質分裂変異株と異なり、pos mutantは制限温度下で致死にならない。そこで様々な方法を検討した結果、制限温度下でのコロニーの形状の回復を指標にゲノムライブラリーのスクリーニングをおこなうことが有用であることがわかった。この方法により変異遺伝子の単離を行った結果、pos1とpos2について変異形質を相補するDNA断片が得られた。pos1について得られたDNA断片をpUCベクターにサブクローニングし塩基配列決定をおこなったところ、全く同じ時期にV.Simanisらが単離したdmf1遺伝子(未発表)と同一遺伝子であることがわかった。他方、pos2においては分裂酵母コスミドライブラリーから約28kbのDNA断片が単離された。そしてディリーション実験により約4kb断片まで限定され、1073個のアミノ酸をコードするpos2遺伝子が同定された。この遺伝子産物についてホモロジー検索をおこなったところ相同性の高いものは見られず、全く新しいタンパク質であることがわかった。さらにpos2遺伝子産物についてモチーフ検索をおこなったところ、興味深いことにATP/GTP結合領域(Pループ)をもつことがあきらかになった。今後、これらpos遺伝子群の解析により分裂面決定分子機構について有用な知見がえられるものと考えられる。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Edamatsu,M.: "Isolation and characterization of pos mutants defective in correct positioning of septum in Schizosaccharomyces pambe" Zoological Science. 13. 235-239 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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