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CRPによるDNAシグナルの認識と転写活性化の分子機構

研究課題

研究課題/領域番号 08260207
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

饗場 弘二  名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20025662)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード転写調節 / 転写活性化蛋白質 / CRP / CAMP / プロモーター / RNAポリメラーゼ / 転写複合体
研究概要

大腸菌の転写因子であるCRPはその結合部位の転写開始点からの相対位置によって、転写活性化の分子機構が異なることが示唆されている。転写開始複合体の形式に着目して、CRPの作用機構について解析を行い、以下の結果を得た。
1.CRP結合部位の位置の異なる典型的なCRP依存プロモーターであるmalT、galの系において、転写開始複合体からCRPをヘパリンを用いて選択的に解離させることに成功した。また、CRP-RNAポリメラーゼ相互作用の強度と結合部位の距離との相関関係が示唆された。
2.いずれのプロモーターにおいてもCRP除去により、転写開始複合体の構造に大きな変化は見られず、CRPの転写開始複合体の構造、及び安定性への寄与を否定した。さらにこの結果生じた転写複合体が転写活性を十分保持していることから、CRPの作用はプロモーターにおけるその結合部位の位置にかかわらず転写開始複合体の形成までであることが結論された。
3.以上の解析中にCRPの転写開始複合体形成以降への寄与が示唆されていたmalTプロモーターにおいてCRP非存在下でRNAポリメラーゼは転写活性をもたないnonproductiveな転写複合体を形成することを見いだした。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 饗場弘二: "Mechanism responsible for glucose-lactose diauxie in Escherichia coli" Genes to Cells. 1. 293-301 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 饗場弘二: "Down regulation of cAMP production by cAMP receptor protein in Escherichia coli" Mol Gen Genet. 253. 198-204 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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