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遺伝的腫瘍における器官分化の可変性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08262205
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

庄野 邦彦  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60050457)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード遺伝的腫瘍 / rol遺伝子 / 植物ホルモン / 器官分化 / 奇形腫
研究概要

N.glaucaにはAgrobacterium rhizogenesのrol遺伝子群と高いホモロジーを有するNgrol遺伝子群が存在し、Nicotiana属の進化の初期にA.rhizogenesより転移したと考えられている。本研究では、Ngrol遺伝子群と遺伝的腫瘍形成との関連を検討し、今までにNgrolB,NgrolCの他にNgORF13,NgORF14も保存されており、これらの遺伝子はすべて遺伝的腫瘍で発現していることを明らかにした。また、GUSをレポーター遺伝子としたトランスジェニックF1植物の解析から、NgrolBは分裂組織の形成と、また、NgrolCは維管束組織の分化と関連して発現することを示した。本年度はコード領域も機能を保持しているかについて検討した。A.rhizogenesのRirol遺伝子群(RirolB,RirolC,RiORF13,RiORF14)の導入は多くの植物に毛状根を誘導するが、Ngrol遺伝子群(Ngro1B,Ngro1C,NgORF13,NgORF14)にはこの作用は認められなかった。Riro1BをNgro1Bで置換するとRiro1遺伝子群の毛状根形成機能が失われるので、Ngro1遺伝子群が毛状根を形成しないのはNgro1Bが原因と思われる。Riro1Bは単独でも毛状根を誘導するが、Ngro1C,NgORF13,NgORF14はRiro1C,RiORF13,RiORF14と同様にRiro1Bの働きを促進した。NgORF13単独でもこの促進効果を示す。一方、35S-NgORF13を導入したタバコトランスジェニック植物でも葉の縦方向への伸長抑制が見られ、少なくともNgORF13はコード領域も機能を維持していることが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Noriko Nagata: "Different expression patterns of the promoters of the NgrolB and NgrolC genes during the development of tabacco genetic tumors" Plant Cell Physiology.37・4. 489-498 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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