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葉緑体DNA結合タンパク質を介した葉緑体形成シグナル伝達の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08262207
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京学芸大学

研究代表者

佐藤 直樹  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (40154075)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード葉緑体包膜 / DNA結合タンパク質 / PENDタンパク質 / bZi1タンパク質 / プラスチド分化
研究概要

私たちは,葉緑体DNA結合タンパク質が,葉緑体形成の細胞核による制御の主要な情報伝達体となっているという立場から研究を進め,プラスチド包膜に存在するDNA結合タンパク質PENDを発見した。本年度の研究においては,このPENDタンパク質をコードするcDNAのクローニングを試み,成功した。一方では,エンドウのプラスチドから,陰イオン交換クロマトグラフィとDNA-ダイナビーズアフィニティー法により,PENDタンパク質を部分精製した。主な不純物は,70kDaのタンパク質だけであった。他方,PENDタンパク質の標的DNA配列をプローブとして,λgt11の発現ライブラリをスクリーニングし,3個のクローンPD1,PD2,PD3を得た。これらの全長cDNAの配列を決定し,それぞれを大腸菌で発現して,タンパク質を得た。この組換タンパク質を抗原として,抗体を得た。このうちで,抗PD2抗体が,上述の精製PENDタンパク質と反応したため,PD2がPENDタンパク質をコードしていると同定した。このほか,同定の根拠としては,標的DNA配列の共通性、組換全長PD2タンパク質と精製PENDタンパク質の電気泳動度の一致,他に抗PD2抗体と反応するタンパク質が検出されないことなどがある。PD2(632アミノ酸残基)は,N末端側から順に,bZIPタイプのDNA結合領域,37アミノ酸残基からなる6回繰り返し領域,2量体形成に関与するコイルドコイル領域,膜貫通領域から構成されていた。今後が,構造の詳しい解析とアンチセンスによる機能解析を目指す。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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