研究課題/領域番号 |
08264201
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
高田 賢蔵 北海道大学, 医学部, 教授 (30133721)
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研究分担者 |
杉浦 亮 北海道大学, 医学部, 助手 (20241317)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
9,900千円 (直接経費: 9,900千円)
1996年度: 9,900千円 (直接経費: 9,900千円)
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キーワード | EBウイルス / バ-キットリンパ腺 / 発がん / 悪性形質 |
研究概要 |
1.細胞がん化に必要なEBV遺伝子の同定 EBNA1、EBERプラスミドをEBV陰性Akata細胞へ導入した細胞クローンを分離して、その増殖性を調べた。その結果、EBNA1導入細胞では増殖性に変化が認められなかったが、EBER導入クローンでは低血清および軟寒天での増殖性を獲得していた。BARF0についてはcDNAクローンより発現プラスミドを調製し、その生物活性を検定中である。 2.細胞がん化に関わる細胞遺伝子の同定 EBVがいずれの細胞遺伝子を標的として細胞がん化を引き起こしているかを明らかにする目的で、EBV陽性、陰性Akata細胞の対につきcDNAサブトラクション法により、EBVAkata細胞で選択的に発現している細胞遺伝子を同定した。現在までに約30個の候補がクローニングされており、塩基配列が同定されたもののなかには、プロテインフォスファターゼI型やチトクロームc酸化酵素遺伝子などが見いだされている。現在完全長のcDNAクローンを分離中であり、容易ができ次第Akata細胞へ導入して悪性形質誘導能を調べる予定である。
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