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ヒト発がん感受性に関するアリルアミン硫酸転移酵素の遺伝子の単離と多型性解析

研究課題

研究課題/領域番号 08264203
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

山添 康  東北大学, 薬学部, 教授 (00112699)

研究分担者 永田 清  東北大学, 薬学部, 助手 (80189133)
出川 雅邦  東北大学, 薬学部, 助手 (50134002)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1996年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワードアリルアミン / 硫酸転移酵素 / 分子多型 / 遺伝子構造 / RT-PCR / STICI / ヒト遺伝子 / EST
研究概要

現在までに多数の硫酸転移酵素分子種のcDNAが実験動物やヒトから単離され、研究が行われてきたが、遺伝子レベルで多型の存在を明らかにした例はない。一方、ヒトアリル硫酸転移酵素の硫酸転移活性に個体差あることは以前から知られており、その分子種は、ヒトにおいてアリルアミンの代謝的活性化に深く関わっていることを、我々は明らかにしてきた。本研究では、その遺伝子構造を明らかにし、遺伝的多型の存在の可能性を遺伝レベルで初めて明らかにすることができた。今後の課題として、個体数を増やし個々の多型がどの様な頻度で出現するのかを明らかにすると共に、多型が明らかとなった個体については、今回明らかにした遺伝構造のデータを基にして多型の原因、即ち遺伝子のどの部位に変異が生じているのかを明らかにし、その多型の検出方法を確立していく予定である。一方、ラットのアリルアミン硫酸転移酵素の一つであり、強力なN-アセチルアミノフルオレンの代謝的活性酵素であるST1C1に対応するヒトST1C分子種について、その遺伝子の単離を試みた。その結果、ST1C1に対応すると推定されるヒト遺伝子は単離された。しかし、この塩基配列の情報を基にRT-PCRを試みたが、ヒト肝ではそのmRNAの発現は確認できなかった。ところで、近年遺伝子のデータベースには、ヒトの各臓器に発現するmRNAの断片の塩基配列が、EST (expressed sequence tag)として登録されている。我々は、このデータベースから今回単離したST1C遺伝子のエクソン領域とは異なるが、ST1C1cDNAに非常に相同性の高いESTが登録されているのを見出した。このESTのデータを基にして、現在胎児肝cDNAライブラリーよりそのcDNAの単離を試みている。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] H. Glatt: "Rat and human sulfotransferases expressed in Ames's Salmonella typhimurium strains and Chinese hamster V79 cells for the actuation of mutagens" In Control Mechanisms of Carcinogenesis. 98-115 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] P. J. Obrien: "Chemical carcinogenesis, mutagenesis, and teratogenesis" Can. J. Physiol. Pharmacol.74. 565-571 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 永田清: "Arylamine activating sulfotransferase in livers" Mutat. Res.(印刷中).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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