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トランスジェニックマウスを用いた、発がん物質による遺伝子損傷とその抑制の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08264224
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関岡山大学

研究代表者

根岸 和雄  岡山大学, 遺伝子実験施設, 助教授 (70116490)

研究分担者 綿矢 有佑  岡山大学, 薬学部, 教授 (90127598)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1996年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードクロロフィリン / Trp-P-2 / HITECマウス / rpsL / 大腸菌 / DNAアダクト / 突然変異 / 変異スペクトラム
研究概要

クロロフィリン、またはクロロフィリンを固相担体であるキトサンと結合したクロロフィリン-キトサンをTrp-P-2と混合してHITECマウスに経口投与し、Trp-P-2単独投与のものと比較した。これらを投与したマウスの肝臓からDNAを抽出して、^<32>Pポストラベル法でアダクト量を測定した。また、このDNAを大腸菌に導入して、rpsL遺伝子の変異頻度を測定した。その結果、クロロフィリンまたはクロロフィリン-キトサンの共存により、Trp-P-2によるアダクト形成とrpsL遺伝子の変異の両者ともに減少する傾向が見られた。これはTrp-P-2がクロロフィリンと複合体を形成して、細胞DNAへの到達が阻害されることを示唆している。また、Trp-P-2とクロロフィリンの複合体が試験官内では極めて安定であるにも関わらず、阻害が完全ではないことは、ネズミの消化管内でこの複合体は部分的に解離するものと思われた。
一方、マウス細胞中での変異スペクトラムを細菌クロモソーム上での変異と比較する目的で、大腸菌DNA上のrpsL遺伝子を用いた変異検出系の確立を試みた。このシステムは、HITECマウスの結果と比較できる点に加え、我々は従来行ってきた大腸菌クロモソーム中のlacI遺伝子を用いた変異検出系より、塩基配列の長さが半分以下という利点がある。種々のプライマー配列を検討した結果、変異した最近DNAのPCRダイレクトシークエンシングが可能な条件を決定し、モデル系では変異スペクトルを決めることに成功した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] V.N.Noskov: "HAMl,the gene controlling 6-N-hydroxyaminopurine sensitivity and mutagenesis in the yeast Saccharomyces cerevisiae" Yeast. 12. 17-29 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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