研究課題/領域番号 |
08265232
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
笠山 宗正 大阪大学, 医学部, 助手 (10240839)
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研究分担者 |
宮下 義博 大阪大学, 医学部, 助手 (50273652)
有田 憲生 大阪大学, 医学部, 講師 (80159508)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1996年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | GH産生下垂体腺腫 / GHRH / GHRH受容体 / G蛋白 / alternative splicing / dominant negative作用 / cAMP |
研究概要 |
GHRH受容体(GHRH-R)はGH産生細胞の分化と増殖に重要な役割を果たしていることが明らかにされている。我々がヒト産生下垂体腺腫において新たに見出した変異型GHRH-Rはalternative splicingの結果第3細胞内ループの途中からC端側が欠失した変異受容体である。この変異型GHRH-Rの発現ベクターを作成し、これをCOS細胞に移入した。この細胞ではGHRH刺激時の細胞内cAMPの上昇が見られないことから、変異型GHRH-RはGHRHのシグナルを細胞内に伝えない非機能性受容体であることが判明した。また、変異型GHRH-R発現ベクターを野生型GHRH-R発現ベクターと同時にCOS細胞に発現させると、GHRH刺激時のcAMPの上昇が抑制された。したがって変異型GHRH-Rは野生型GHRH-Rを介するシグナル伝達を抑制するdominant negative型受容体であることも明らかとなった。これまでの我々の解析では、GH産生下垂体腺腫におけるGHRH-Rの変異型/野生型の発現量比とGHRHに対するGH分泌反応との間に明らかな相関を認めなかった。変異型GHRHの発現と下垂体腺腫の臨床的特徴との関係については、さらに多数の症例による解析を行う予定である。
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