研究課題/領域番号 |
08265252
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
佐々木 輝捷 札幌医科大学, 医学部・附属がん研究所, 教授 (00045494)
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研究分担者 |
三高 俊広 札幌医科大学, 医学部・附属がん研究所, 講師 (50231618)
望月 洋一 札幌医科大学, 医学部・附属がん研究所, 教授 (40045381)
石埜 正穂 札幌医科大学, 医学部・附属がん研究所, 助手 (30232325)
青砥 宏 札幌医科大学, 医学部・附属がん研究所, 助手 (30285001)
佐々木 洋子 札幌医科大学, 医学部・附属がん研究所, 講師 (60045424)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1996年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | タンパク質チロシンキナーゼ / SH3ドメイン / CAKβ / Efs / 細胞内局在性 / 焦点接着 / アデノウイルスベクター / 単クローン抗体 |
研究概要 |
私達は、FAK分子族に属する第2のタンパク質チロシンキナーゼCAKβをクローン化により同定し、また、FynのSH3ドメインに結合するp130Casに似たdockingタンパク質Efsをクローン化により同定し研究している。今年度の研究により、次の事が明らかになった。1.ラット臓器・組織におけるCAKβの発現を免疫組織学化学とin situ hybridizationにより検討した所、CAKβが微絨毛、繊毛、軸索に多く発現していた。2.種々の培養細胞株を用いて、CAKβの細胞内局在性を免疫細胞化学により検討した所、CAKβは上皮系細胞の細胞相互接続部位の表面膜に沿って存在する他、微小管およびミクロフィラメントと弱く結合して細胞質に多く存在した。3.CAKβに結合するタンパク質のcDNAを発現ライブラリーのscreeningにより検索し、CAKβC末端ドメインに結合するタンパク質CBP-1を同定した。CBP-1は焦点接着に局在する新規のタンパク質であり、そのNドメインでCAKβに結合する。CBP-1を免疫沈降するとCAKβが共沈した。CAKβのC末端ドメインに対する単クローン抗体で免疫染色することにより、CAKβの一部が焦点接着に存在することを明らかにした。4.Efs cDNAを用いてヒト脳海馬cDNA libaryをscreeningした結果、SH3ドメインの無いEfs isoformのcDNAが得られた。ヒト胎盤と肺組織を用いて、SH3ドメインを有するEfsとSH3の無いEfsの存在を、Efs SH3ドメインに対する単クローン抗体を用いて証明した。現在、Efsの関与するシグナル路をアデノウイルスベクターに組み込んだEfs cDNAを用いて解析している。恒温浸とう培養機は、CAKβおよびEfsのGST融合タンパク質を調製する際に、大腸菌を培養する目的に使用した。
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