研究課題/領域番号 |
08266236
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
杉山 治夫 大阪大学, 医学部, 教授 (70162906)
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研究分担者 |
三宅 正剛 大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
相馬 俊裕 大阪大学, 医学部, 助手 (40273619)
谷 慶彦 大阪大学, 医学部, 助手
岡 芳弘 大阪大学, 医学部, 助手 (20273691)
小川 啓恭 大阪大学, 医学部, 講師
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1996年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | WT1 / 微少残存病変 / 白血病 |
研究概要 |
化学療法を受けた31名の白血病患者(AML27名、ALL2名、AMLL2名)及び、同種骨髄移植を受けた23名の白血病患者(AML13名、ALL5名、CML5名)MRDをWT1 assayを用いてモニターした。化学療法を受けた31名中16名で再発が見られた。同種骨髄移植を受けた23名中3名で再発が見られた。再発例では、再発の1-18カ月前にWT1 assayで異常値が見られた(分子再発)。WT1レベルが10^<-2>を超えると、近い内に再発が必発であった。長期寛解例では、WT1レベルが徐々に低下に、正常レベルに戻り、持続していた。同一患者の骨髄検体と末梢血検体を同時に測定したところ、骨髄検体では、正常レベルで、MRDの存在が不明であっても、末梢血検体では、異常レベルを示し、MRDが存在すると診断される場合が多く、よって、末梢血の方がMRDの検出にはすぐれていた。以上より、WT1 assayにより、MRDのモニタリングが可能であり、治療の“individualization(個別化)"が可能となった。
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