研究課題/領域番号 |
08266255
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 昇志 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (50158937)
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研究分担者 |
松浦 晃洋 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (70157238)
高橋 秀史 札幌医科大学, 医学部, 助手 (40231394)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1996年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | キラーT細胞 / 拒絶抗原 / ヒト自家癌 / 抗原ペプチド / HLA-A31 / 癌ワクチン / 酸油出 |
研究概要 |
CD8+キラーT細胞より認識されたHLA-A31により提示されるヒト胃癌拒絶抗原のnatural antigenic peptideと思われる分子を単離した。 1.一次構造はTys-Ser-Trp-Met-Aap-Ile-Ser-Cys-Trp-Ileの10ヶのアミノ酸よりなり(F4.2と命名)、N末3番目、6番目はA31結合モチーフと合致したアミノ酸であり、これらがアグレトープとしてA31に結合する主たるアミノ酸と推測された。 2.C末より2ヶアミノ酸を除くとキラーT細胞は反応せず、従って、N末より9番目のTrpがT cell epitopeと推測された。 3.この抗原は他の胃癌(MKN28)にもHLA-A31を発現させると拒絶抗原として働いた。しかも、この構造はF4.2と類似したものであることが推測された。従って胃癌ワクチンとしての可能性が考えられた。
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