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神経系回路網形成に関与した細胞死遺伝子の活性を調節する遺伝子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 08271206
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関筑波大学

研究代表者

三浦 正幸  筑波大学, 基礎医学系, 講師 (50202338)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードプログラム細胞死 / TNF / ICE / CED-3 / オリゴデンドロサイト
研究概要

申請者は細胞死のメディエーターICE/CED-3ファミリーの活性化の機構を解析している。TNFを介した細胞死でICE/CED-3ファミリーの活性化がおこることをみいだし、TNFによるオリゴデンドロサイトの細胞死とICE/CED-3ファミリーの関与について検討した。マウスより調製したオリゴデンドロサイトの培養にTNFを投与することによって36時間以内にTUNEL陽性細胞が出現し、72時間では75%のオリゴデンドロサイトが死滅した。ICE/CED-3ファミリーの共通した阻害剤Z-Asp-CH_2DCBを投与すると細胞死は15%に減少した。次に、ICE cDNAをプローブとして緩い条件のハイブリダイゼーションによるスクリーニングによって新規のICE/CED-3ファミリーICH-3をクローニングした。ICH-3はLPS刺激によってその発現が顕著に上昇し、ICEの活性化を促すことが示唆された。
酵母のtwo-hybrid systemを用いてICE/CED-3ファミリーと複合体を形成する蛋白質をcDNAライブラリーよりスクリーニングし、神経細胞死の実行に関与するICE/CED-3ファミリーの活性化につながる経路を明らかにしようと試みている。昨年までの解析によってCED-3とICEのP10サブユニットに強く結合するクローン(3T-3)が一つ得られている。現在培養細胞系を用いてその細胞死に対する効果を検討しているが、ICEの過剰発現と血清除去を組み合わせた細胞死誘導の系で、細胞死を抑制する効果が認められた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Shi,L: "Activation of an interleukin lβ converting enzyme-dependent apoptosis pathwiy by granzymeB" Proc.Natl.Acad.Sci,USA. 93. 11002-11007 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Wang,S: "Identification and characterization of Ich-3,a member of the ICE/CED-3 family and an upstream regulatar of ICE" J.Biol.Chem.271. 20580-20587 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Jung,Y-K: "Suppression of interleukin-1β-convating enzyme-mediated cell death by insulin-like growth factor." J.Biol.Chem.271. 5112-5117 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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