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酵母ゲノムにおいてクロマチン構造を介した転写調節機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 08274217
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京薬科大学

研究代表者

清水 光弘  東京薬科大学, 薬学部, 助手 (80231364)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードクロマチン / ヌクレオソーム / 転写制御 / リプレッサー / DNAの高次構造 / Z-DNA / 出芽酵母 / ゲノム
研究概要

1.Rme1pによる新しい転写抑制機構-Activator Exclusion at a Distance
Rme1pは,S.cerevisiae一倍体において減数分裂の開始を阻害する,という重要な機能を担っている.我々は,Rme1pによる転写抑制機構として,遠隔的にactivatorsの結合を阻害することを明らかにした.そして,この機構を「activator exclusion」と名付け,Rme1pが染色体上で転写不活性なクロマチンドメインを構築する,というモデルを提唱した.activator exclusionには,グローバルな転写因子Rgr1pとSin4pが必要であり,この抑制機構にクロマチン構造が関与していることが示唆された.そこで,Rme1pによる転写抑制とクロマチン構造との関係について調べた結果,(1)IME1遺伝子上流においてポジショニングしたヌクレオソームを介してRme1pの2つの結合部位が空間的に近くに配置されること,(2)CYC1-lacZミニ染色体上で,activatorsの結合部位近傍のヌクレオソームの構築にRme1pが関与していること,が示唆された.現在,クロマチン構造と転写抑制との関係について解析を進めている.
2.クロマチンの構築におけるDNAの高次構造の役割
in vivoでの特殊はDNA配列によるヌクレオソームの排除機構を明らかにするために、種々の(A)_nならびにZ-DNA配列の影響について検討した.(A)_n配列が15bp以上に長くなると、その領域近傍からヌクレオソームは排除された.一方、Z-DNAを容易に形成する(CG)_n配列はヌクレオソーム形成を阻害したが,(CA)_n配列は大きな影響を及ぼさなかった.以上の結果は、塩基配列に固有なDNA構造が,in vivoでのヌクレオソーム形成の重要な因子の一つであることを示している。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Mitsuhiro Shimizu,W.Li,H.Shindo & A.P.Mitchell: "Transcriptional repression at a distance through exclusion of activator binding in vivo." Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.94. 790-795 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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