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線虫における減数分裂機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08275225
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関理化学研究所

研究代表者

渡邉 信元  理化学研究所, ジーンバンク室, 先任研究員 (90221689)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード細胞周期 / 減数分裂 / Wee1 / Cdc2
研究概要

本研究では,線虫より単離された2つの新しいWee1様タンパク質をコードすると考えられるcDNAについて解析を行い,以下の新しい知見を得た.
<線虫Wee1,Myt1遺伝子の配列決定,遺伝子座決定>DNAデータベースの情報を元に,線虫より2種のWee1様タンパク質をコードすると考えられる全長cDNAを単離し,全塩基配列を決定した.他の生物のWee1との比較を行ったところ,タンパク質リン酸化酵素活性部位では,Wee1ファミリータンパク質リン酸化酵素に特異的に保存されているアミノ酸が全て保存されていた.片方のクローン(クローン8)は活性部位のC末に膜結合領域と考えられる部位が存在し,Wee1ファミリーに属するT14/Y15キナーゼMyt1のホモログであると考えられるものであった.他方のクローン(クローン6)は膜結合領域と考えられる領域は存在しないものの,活性部位が比較的N末に存在することなどこれまでに知られるWee1ファミリーキナーゼとは異なる構造を取っていることが予想された.遺伝子座に関してはゲノムプロジェクトの情報をもとに決定した.
<線虫Wee1,Myt1タンパク質のin vitro系での発現,活性解析>これらのcDNAをバキュロウイルスの系で発現させ,サイクリンB・Cdc2を基質とするタンパク質リン酸化反応で活性を解析した.Myt1のホモログと考えられたクローン8には,実際,Cdc2のT14,Y15をリン酸化する活性が確認できた.クローン6はT14のみをリン酸化する活性が検出され,これまで知られていない新しいタイプのWeelファミリーキナーゼであることが明らかになった.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Fang,F.: "Dependence of Cyclin E-Cdk2 Kinase activity on cell anchorage." Science. 271(5248). 499-502 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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