| 研究課題/領域番号 |
08276102
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| 研究種目 |
重点領域研究
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 研究機関 | 東京大学 |
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研究代表者 |
久保 健雄 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教授 (10201469)
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| 研究分担者 |
芦田 正明 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (50012422)
石川 統 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (70012482)
名取 俊二 理化学研究所, 名取特別研究室, 特別研究員 (50012662)
桜井 勝 金沢大学, 理学部, 教授 (80143874)
上野 孝治 国立岡崎共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助教授 (10143504)
泉 進 東京都立大学, 理学部, 助教授 (10145659)
早川 洋一 北海道大学, 低温科学研究所, 助教授 (50164926)
富野 士良 東京都立大学, 理学部, 教授 (30101075)
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| 研究期間 (年度) |
1996 – 1999
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| 研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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| 配分額 *注記 |
176,000千円 (直接経費: 176,000千円)
1999年度: 34,000千円 (直接経費: 34,000千円)
1998年度: 34,400千円 (直接経費: 34,400千円)
1997年度: 40,500千円 (直接経費: 40,500千円)
1996年度: 67,100千円 (直接経費: 67,100千円)
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| キーワード | 昆虫 / 変態 / 休眠 / 幼虫 / 組織崩壊 / 成虫 / 組織形成 / 分子機構 / 自己、非自己 / 認識転換 / 形態形成 / 脳 / 行動 / ホルモン / 高次行動 / 器官再生 / 自己・非自己 / 生体防御 / 二重機能性 / 増殖因子 |
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| 研究概要 |
完全変態昆虫の変態期には、不要になった幼虫組織が体液細胞により非自己と認識されて排除される一方で、成虫組織が新たに成虫原基から発生する。本研究では、昆虫の変態を遂行する実働分子に焦点を絞り、(1)変態における幼虫組織の識別・排除の分子機構の解明と、(2)成虫組織の発生の分子機構の解明を主要な目的として研究を遂行した。一方、(3)社会性昆虫の行動の分子的基盤の解明についても、新たな課題として加え、研究の幅を広げた。
具体的な成果としては、(1)に関して、ニクバエの幼虫組織の崩壊に関わると考えられる蛹体液細胞の新規膜蛋白と幼虫中腸に発現するプロテアーゼの同定とクローニング、アブラムシの細胞内共生細菌ブフネラの全ゲノム解析による、細胞内共生系の進化経路の推定、(2)に関しては、ニクバエ幼虫の中枢神経系のエクダイソン添加によるin vitro再編成系の構築、ゴキブリの肢の再生芽に一過的に出現する新規な蛋白(体液性レクチンと細胞間マトリクス蛋白)の同定、ショウジョウバエの形態形成に働く新規遺伝子(dad,brinker,Dally)の同定と機能解析、(3)に関しては、ミツバチ脳の高次中枢で、神経細胞のサブタイプや行動特異的に発現する遺伝子群の同定と解析、コロニーの状況に応じた働き蜂の分泌線(下咽頭腺)の機能転換の解析などが挙げられる。本研究を通じて、多数の独創的かつ、学術的にも価値有る成果が得られ、昆虫生命科学の進展に寄与したと考えられる。
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