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ColE2プラスミドの複製開始複合体の構造と機能

研究課題

研究課題/領域番号 08277209
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関信州大学

研究代表者

伊藤 建夫  信州大学, 理学部, 教授 (40051817)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードColE2プラスミド / 複製開始蛋白質 / プライマーRNA / DNA結合蛋白質 / 二量体形成 / 複製開始部位 / 直列繰り返し配列 / 認識結合配列
研究概要

ColE2プラスミドの複製開始反応は、プラスミド自身にコードされたRep蛋白質と宿主大腸菌のDNA合成酵素Iのみでおこる。ColE2Rep蛋白質は塩基配列特異的プライマーRNA合成活性を示す。プライマーRNAは僅かに3残基であるので、複製開始時にはRep蛋白質-Ori部位-プライマーRNA-DNA合成酵素Iの複合体が形成される可能性も考えられる。
本年度の研究成果:1,HisタグをC末端に付けることにより活性のあるRep蛋白質およびRep蛋白質のC末端側半分の領域に当たるものを容易に部分精製できるようになった。2,Rep蛋白質およびRep蛋白質のC末端側半分のペプチドは、いずれも高塩濃度溶液中でも安定な二量体を形成している。3,上記のHisタグをC末端に付けたRep蛋白を用いて、ゲルシフト法によりRep蛋白質とOri部位との特異的結合を検出出来るようになった。これによりRep蛋白質のC末端側半分のペプチドが、Rep蛋白質よりはかなり弱いもののOri部位に特異的に結合することが示された。4,ゲルシフトとフットプリント解析の結果からRep蛋白質のC末端側半分のペプチドは、その濃度に応じて大きさの異なる2種の複合体を形成する。Rep蛋白質はOri部位内の7bpの直列配列に対応して直列的な四量体(あるいはそれ以上の多量体)を形成して結合していることが考えられる。5,Ori部位内に存在する7bpの直列繰り返し配列について、いずれか一方を欠くか、あるいはそっくり他の塩基配列に置き換えたものでは、Re蛋白質結合能がほとんど失われた。これらの7bpの直列繰り返し配列中にはRep蛋白質による認識、結合に重要な役割をもつ残基が含まれていると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Miki Shinohara: "Specificity determinants in interaction of the initiator (Rep) proteins with the origins in the plasmids ColE2-P9 and ColE3-CA38 indentified by chimera analysis." J.M.B.257. 290-300

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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