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転写因子による染色体複製制御の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08277214
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

村上 洋太  京都大学, ウイルス研究所, 助教授 (20260622)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード染色体複製 / 転写因子
研究概要

転写因子c‐Jun,PEBP2が染色体複製を活性化スる際どのような標的タンパク質と相互作用するのがポリオーマウイルス及び出芽酵母を用いて解析をおこない以下の結果を得た。
1,転写因子c‐Jun,PEBP2の複製活性化ドメインと複製タンパク質の相互作用。
BLAcoreを用いてc‐JunがポリオーマウイルスのT抗原と直接相互作用するが一本鎖結合タンパク質RP‐Aとは相互作用しないことを明らかにした。これはc‐JunがT抗原の複製開始点への結合を促進することに対応している。一方、PEBP2の複製活性化ドメインはT抗原、RP‐Aどちらとも相互作用せず未知の複製関連タンパク質を標的とすることが示唆された。
2,出芽酵母ARSプラスミドの新しい複製活性の測定法の開発。
出芽酵母のARSプラスミドを用いて転写因子の複製への効果を調べるに当たり、従来のプラスミドの安定性を用いて複製活性を測定する方法では必ずしも複製活性を直接反映しているとは限らないことや、プラスミド上の他のエレメント(セントロメア、選択マーカー遺伝子)の影響を顧慮する必要があることから、より直接的に複製活性を測定する方法を開発することを試みた。その結果ポリオーマウイルスの複製を測定する際に用いるDpnIアッセイを酵母に応用することでより直接ARSの活性を測定できるようになった。
3,PEBP2の複製活性化ドメインの標的因子の検索
PEBP2の複製活性化ドメインをbaitとするTwo Hybridアッセイを用いて、マウスP19細胞(ポリオーマウイルスの複製活性足底に使用した)由来のcDNAライブラリーをスクリーニングをおこないこない、標的タンパク質の候補を複数クローニングした。現在その解析をおこなっている。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kosei Ito: "c‐Jun stimulates origin‐dependent DNA unwinding by polyomavirus large Tantigen." EMBO J.15. 5636‐5646 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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