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酵母ユビキチンライゲ-スによる細胞増殖制御

研究課題

研究課題/領域番号 08278204
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

菊地 淑子  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (00138124)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード出芽酵母 / ユビキチン・ライゲ-ス / 2-ハイブリド法
研究概要

出芽酵母ミニ染色体安定保持に関与するBUL1遺伝子と相互作用する遺伝子を2-ハイブリド法により検索し、RSP5遺伝子を単離した。Rsp5蛋白のC末端側半分はヒトのE6-APと相同性を持つユビキチンライゲ-スである。E6-APはウイルスE6と共に癌抑制遺伝子P53をユビキチン化し癌化へと導く。Bull蛋白はRsp5ユビキチンライゲ-スと大きな複合体を形成しているが、パルスチェイス実験によりBull蛋白はRsp5蛋白のターゲット蛋白ではなく、調節因子と考えている。ユビキチン経路の最終ステップの複雑な基質認識と活性化調節機構の解明をめざし、まず、酵母rsp5温度感受性変異のマルチコピーサプレッサーを2種単離した。G0期に細胞が小さくなり呼吸と関連していると考えられているWHI2については、さらに、2-ハイブリド法によりWhi2と複合体を形成する蛋白の遺伝子を単離した。ゲノムデータベース検索により、相同性のある遺伝子をPCR法により単離した。これらの遺伝子破壊株は単独では表現型が観察できないが、現在、2重破壊株を作成することを試み、遺伝子産物の相互関係を明らかにする予定である。もう1種のマルチコピーサプレッサーAst1はシャペロンの様に働いているのかも知れない。さらに、Rsp5と複合体を形成しているBull蛋白がユビキチンライゲ-スの調節因子であるなら、ユビキチン化への信号伝達経路が存在するはずである。実際、bull変異株は野生株に比してクロロフォルムに耐性であった。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] H.Yashiroda: "Bul1,a new protein that binds to the Rsp5 ubiquitin ligase in Saccharomyces cerevisiae." Mol.Cell.Biol.16・7. 3255-3263 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 宇津木孝彦: "ユビキチン化と細胞周期" 蛋白質核酸酵素. 41・12. 1826-1832 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 八代田英樹: "ユビキチンリガーゼの分子多様性" 細胞工学. 15・7. 907-917 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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