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アラビドプシス花序で発現するcDNAの系統的解析

研究課題

研究課題/領域番号 08283216
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

河内 孝之  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助教授 (40202056)

研究分担者 竹村 美保  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (20273857)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1996年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードシロイヌナズナ / 均一化cDNAライブラリー / ディファレンシャル スクリーニング / EST / データベース / 花芽形成
研究概要

シロイヌナズナの花芽形成(生殖生長)初期のシュート頂、および、栄養生長期の組織よりmRNAを抽出し、均一クローン化ライブラリーを作成した。ディファレンシャル法により花芽形成(生殖生長)初期に発現する遺伝子を発現の組織特異性および発現量にもとづいて、1.花序特異的に高発現すると予測される遺伝子。2.多くの組織で高発現であると予測される遺伝子。3.多くの組織で一定量発現すると予測される遺伝子。4.上花序特異的に低発現すると予測される遺伝子、に分類した。
今年度は分類4の遺伝子のcDNAクローン全て(385クローン)について、5´末端から約500bpの部分的なDNA塩基配列を決定した。タンパク質のデータベースに対して相同性検索を行い、遺伝子産物の機能を推定を試みた。約72%は何も有為な相同性を示すものが登録されておらず、機能的な予想は困難であった。何らかの相同性を示したクローンのうち、8.3%はシロイヌナズナで既に解析された遺伝子と完全に一致した。シロイヌナズナで報告のある遺伝子と部分的な相同性を示す遺伝子が2.9%、他の植物で報告のある遺伝子と相同性を示す遺伝子7%存在した。また、酵母や線虫など他の生物界の遺伝子として報告のある遺伝子と相同性を示すものが10.4%見い出された。既にタンパク質のデータベースに登録されているものに対して相同性を示さないもののDNA塩基配列をESTデータベースに対して相同性検索を行ったところ、約29%がESTとして登録されていたが、残りの71%は完全に新規な遺伝子であった。すなわち、均一化ライブラリーを利用して得られた花序特異的低レベル発現を期待される遺伝子群は新規なものに富むということが明らかであった。また、単離された遺伝子の機能解析を行うため系統的に遺伝子発現を抑制できるアンチセンスRNAによる機能解析をすすめた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 河内孝之: "植物遺伝子機能解析:遺伝子ターゲッティングに向けて概論と誘導型アンチセンスタギング法" 化学と生物. 34・8. 528-534 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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