研究課題/領域番号 |
08301027
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
生馬 寛信 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (40136586)
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研究分担者 |
新谷 恭明 九州大学, 大学院・人間環境学研究科, 教授 (10154402)
高木 靖文 名古屋大学, 教育学部, 教授 (30097729)
入江 宏 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (90002518)
神辺 靖光 明星大学, 人文学部, 教授 (70082485)
井原 政純 国士舘大学, 文学部, 教授 (60213196)
安部 崇慶 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (10136020)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
11,900千円 (直接経費: 11,900千円)
1998年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1997年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1996年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
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キーワード | 漢学塾 / 儒学 / 幕末・維新期 / 藩校 / 昌平* / 国学・皇学 / 旧制中学校 / 寺子屋 / 昌平黌 / 幕末維新期 / 寺小屋 |
研究概要 |
本研究にあたって、漢学塾の地域的特性に着目し、研究分担を決め、全国的視野での所状況調査を行った。3年間に全メンバー出席の研究会合を計6回開いた。会合では、京都・大阪地域、郷村地域、江戸〜東京地域の地域類型を考慮して研究発表と史料調査を行った。さらに、先行研究を検討しながら漢学塾概念や研究方法論についての議論を深めた。近世から近代への連続性と非連続性についても具体事例を通して認識を深めることができたし、漢学塾についての多彩な知見をえることができた。 メンバーの個別研究を『研究報告書I』、『研究報告書II』、『研究報告書III』として発表した。 研究成果 (1)各自が史料調査や考察をし、研究会合において意見交換や議論を重ね、種々の個別漢学塾の所在や内容、教育機能、漢学者の活動、生徒の活動が明らかになった。個別だけでなく、漢学塾間、漢学者間、生徒間の交流が明らかになった。 (2)幕末維新期から明治にかけての漢学塾の基本的性格や教育機能、教師の活動について一般理論化することを試みた。(『報告書III』神辺論文、入江論文) (3)京都・大阪、江戸〜東京、城下、郷村、島嶼部の地域類型的特性をもった漢学塾を実態的に研究した。事例はまだ十分でないが、今後、上記の地域類型的視点から従来の研究にない新たな理論化への基盤ができた。 (4)個別塾についての重要資料を発掘収集し、報告書で史料紹介をした。今後の研究発展の基礎ができた。 (5)江戸・東京の漢学塾の所在と漢学者の教育活動状況については、先行研究を総括することができたと思う。
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