研究課題/領域番号 |
08301045
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学・音声学
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研究機関 | 京都大学 (1997-1998) 関西大学 (1996) |
研究代表者 |
壇辻 正剛 京都大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (10188469)
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研究分担者 |
新保 仁 茨城大学, 工学部, 助手 (90311589)
堂下 修司 京都大学, 情報学研究科, 教授 (00025925)
梅崎 太造 中部大学, 工学部, 助教授 (40193932)
大西 雅行 獨協大学, 外国語学部, 教授 (40049581)
土岐 哲 大阪大学, 文学部, 教授 (10138662)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1996年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | IPA / 音声データベース / 音声合成 / 語学教育 / 音響分析 / 音声認識 / 数値コード / 国際音声字母 / 日本語音声 / フォルマント / 調音位置 / 調音法 / 音声記述 / 音声記号 / サウンドスペクトログラフ / 音響素性 / 簡略表記 / 精密表記 / 国際音声記号 / 音声学 / 言語音 |
研究概要 |
日本語音声に対するIPA(the International Phonetic Alphabet,国際音声記号、国際音声表記、国際音声字母、国際音標文字)表記の基準作成を求めて、人文系と工学系の研究者が協力して研究を推進した。音声学的側面、音韻論的側面などの言語学的側面および日本語教育などの語学教育的側面、音声の音響分析、音声認識、音声合成などの音響工学、音声情報処理的側面など様々な方面からの研究を統合することによって、日本語音声の記述にIPAという一種のグローバルスタンダードを導入する基盤を確立した。分析対象の音声資料の収集に関しては、既存の音声データベースを活用するだけでなく、独自に音声データの録音、収集、編集を行なった。アンケート調査の結果、相違の著しかった音声を中心に、精緻な音響分析を施し研究の進展を図った。また、比較検討のため他の諸言語の音響分析も行った。主観的な判断に傾きがちであった聴覚印象に頼る音声転写に音響分析を積極的に活用して客観的な基準の作成に努め、定量的な比較や定性的な比較が可能になる新たな音響素性の導入を提案した。また、日本語教育や障害者教育など教育の現場にどのようにIPA表記の問題を活用していくのかを各側面より検討した。その成果の一部をコンピュータ支援型日本語教育システムの開発に導入することが可能になった。IPAのコンピュータ処理に関して、従来のIPAの数値コードの問題点を指摘すると共に、改善案としてより合理的な新たな数値コード化の導入を提案した。さらに、音声合成や音声認識など音声情報処理の分野にIPA表記の問題を導入し、日本語の合成音の記述、表記に関して基準を提供した。音声認識に関しては、特定言語にとらわれない記号系の利用としてIPAを利用する研究を進めるなど、各分野の研究の進展とIPAの応用に新しい側面から視点を与える研究を推進した。
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