研究課題/領域番号 |
08303009
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
宮本 又郎 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50030672)
|
研究分担者 |
谷本 雅之 東京大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (10197535)
上川 芳実 京都学園大学, 経済学部, 教授 (50151775)
小川 功 滋賀大学, 経済学部, 教授 (70252377)
沢井 実 (澤井 実) 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (90162536)
阿部 武司 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10151101)
松本 貴典 成蹊大学, 経済学部, 助教授 (10219503)
|
研究期間 (年度) |
1996 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
1998年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1997年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1996年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
|
キーワード | 資産家 / 企業家 / 『日本全国商工人名録』 / データベース / 株主 / 会社 / 株主名簿 / 株式会社 / 「日本全国商工人名録」 |
研究概要 |
1 研究期間を通じて『日本全国商工人名録』明治31年度版と40/41年度版のデータベース化を大阪大学と成蹊大学で分担して進めた。これらの資料は全国の主要な都市および郡部の主な町に存在した、資産規模が比較的大きかったとみられる商工業者の住所、氏名、職種、所得税・営業税納入額を収録しており、従来の研究でも部分的に用いられてきた貴重な文献であるが、全国的俯瞰を可能にするデータベース化はわれわれによって初めて試みられた。そのうち明治31年度分のデータベース化は完了し、同40/41年度分についても一部のデータの入力と点検という課題は残されているものの、大部分のデータがコンピュータに入力された。 2 各メンバーが各地の図書館に出張して、上記の資料の情報を補完する株主名簿(各社「営業報告書」に収録されたものが中心)等を、存在状況を確認の上、閲覧・収集した。容易に入手しにくい商工人名録をはじめ研究に深く関連する文献資料を書店・古書店より購入することにも力を注ぎ、株主名簿のコピー等も含む多数の資料を大阪大学経済学部経済史・経営史資料室に保管した。 3 1年に約3回の研究会を各年度とも開催し、各自の役割分担に関わる研究の中間報告ともに、データベース作成作業の経過、各自の資料収集に関する報告および打ち合わせが行われた。特に最終年度の平成10年7月27日には過去2年余りにわたる研究の成果を大阪市立大学文化交流センターで開催された社会経済史学会近畿部会夏季シンポジウムで公開した。テーマは「戦前日本における資産家の形成と投資行動」であり、宮本の「問題提起」の後、上述のデータベースを活用した宮本・阿部「明治期における資産家・商工業者の構成」をはじめ上川、谷本、小川による研究成果の報告がなされた。
|