研究分担者 |
小島 定吉 東京工業大学, 大学院・情報理学工学研究科, 教授 (90117705)
河内 明夫 大阪市立大学, 理学部, 教授 (00112524)
松本 尭雄 (松本 堯生) 広島大学, 理学部, 教授 (50025467)
川久保 勝夫 大阪大学, 大学院理学研究科, 教授 (50028198)
西田 吾郎 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00027377)
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研究概要 |
位相幾何学に属する諸分野のいくつかの主要なテーマについて,それぞれの専門家が集まって集中的な討論および研究発表を行った.具体的には12のテーマ別の研究集会を開催した。おもな成果は次の通りである. 1.3,4次元多様体のトポロジーおよび幾何学について,非常に大きな成果が得られた.とくに3次元多様体の位相不変量については,世界的な業績が得られた. 2.ホモトピー論と変換群論については,従来の研究の枠を超えて,代数的K理論や整数論さらには代数幾何学との関連を目指す研究が現れた. 3.リーマン面のモジュライ空間のトポロジー、とくにそのコホモロジーに関して、本質的に新しい見地が得られた.そこからは,広範な分野に関連する新しい問題が生じてきた.今後の発展が強く期待される. 4.特異点理論,力学系理論,そして葉層構造の研究についても,これまでの成果の上に着々と実績を積み重ねた. 5.最近のゲージ理論や数理物理学の発展との関連で、とくに重要性の増しているシンプレクティック幾何学について,位相幾何学の立場からの研究の深まりが見られた. 6.コンピューターと位相幾何学との理論的な関わりについての,新しい傾向の本格的な議論がはじめられた.
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