研究課題/領域番号 |
08304027
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山田 道夫 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 教授 (90166736)
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研究分担者 |
酒井 敏 京都大学, 総合人間学部, 助教授 (30144299)
三村 昌泰 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 教授 (50068128)
久保川 厚 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 教授 (00178039)
船越 満明 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40108767)
木田 重雄 文部省核融合科学研究所, 教授 (70093234)
竹広 真一 九州大学, 理学部, 助手 (30274426)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
9,900千円 (直接経費: 9,900千円)
1997年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1996年度: 7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
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キーワード | 地球流体力学 / 熱対流 / 回転流体 / ロスビー波 / 渦運動 / 海洋循環 / ソリトン / ダイナモ / 準地衡風近似 / 2次元乱流 / 海洋風成循環 / 亜熱帯反流 / 惑星磁場 / 孤立派 |
研究概要 |
本年度は、対流と波動現象における回転と地形の効果を理論的に扱い、また、現実の地球科学的現象のデータ解析を行なった。回転系熱対流については地球内部の流体現象を念頭におき、上下の境界において熱フラックス固定条件を課した系を調べ、水平方向のスケールの小さな対流に加えて水平方向のスケールの大きな対流が重なって出現することが見出された。この系は地球の内部対流の基本的性格を決定する要素が境界条件に存在し得ることを示している。また地球のダイナモ問題を念頭におき、回転球殻内の電磁流体の対流運動を大規模数値シミュレーションを用いて調べ、運動によって生成される磁場が周期的に反転現象を示すことを見出した。さらにこのように磁場が生成されるメカニズムを3次元画像処理を用いて調べ、対流セルと磁場のセルの対応関係の重要性を見出した。また、海洋における風成循環の大規模構造を念頭において、海面近くの熱・力学的強制によって生じる構造を調べ、非線形定在ロスビー波の観点から理論的解釈を行なった。さらに、惑星規模波動に対する底効果をについて、非線形モデル方程式であるforced KdV方程式を用いて地形効果の一つであるソリトンの上流側への放出を調べ、放出現象の理論的説明を行なった。また、現実の惑星地球科学的流体現象のデータ処理手法の開発を試みて、時系列データに対して離散ウェーブレットを用いた時系列のトレンド除去の手法の開発を行なった。また同様に、激しい大気現象特にメソサイクロンをレーダーデータより検出する方法として、連続ウェーブレットを用いた画像解析手法を開発した。
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