研究課題/領域番号 |
08305001
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用光学・量子光工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
神谷 武志 東京大学, 工学部・工学系研究科, 教授 (70010791)
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研究分担者 |
野田 進 京都大学, 工学部, 助教授 (10208358)
小林 哲郎 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (10029522)
菊地 和郎 (菊池 和朗) 東京大学, 工学系研究科, 教授 (50134458)
伊藤 弘昌 東北大学, 電気通信研究所, 所長 (20006274)
山下 幹雄 北海道大学, 工学部, 教授 (10240631)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
1997年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1996年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | レーザー / 光ファイバ / フォトム秒 / 光パルス / 光通信 / 光計測 / 半導体 / 非線形光学 / レーザ / フェムト秒 / フォトニクス / 光物性 / 光デバイス |
研究概要 |
情報の処理、伝達、蓄積等を光を主体として行うフォトニクスの最先端分野である超高速フォトニクスで活発に研究を進めている大学研究者が集い、個別研究を発展させると同時に交流を強め、新たな問題意識の開拓を行った。 得られた成果を専門別にまとめると、(1)山下らは一つのフォトム秒レーザーから出発し、非線形光学効果の組み合わせにより広いスペクトルを作ることでモノサイクルパルスを得る方法を提案し、設計した。(2)伊藤らは非線形光学結晶に周期構造を作りつけ、パラメトリック過程により効率よくコヒーレントなテラヘルツ波を得た。(3)菊池らは太平洋横断のような超長距離の光通信で問題となる伝送路の分散による信号品質劣化を4光波混合手法によって補償する方法論理的に明らかにし、他波長同時伝達の効果を調べた。(4)神谷らは半導体パルス光源の高品質化をはかるとともに光ファイバ非線形スイッチでTDM/WDMを変換する手法を提案し、基礎実験を行った。(5)土屋らはモノリシックモードロック半導体レーザがサブハ-モニック外部同期によって安定化できることを見出し、ミリ波フォトニクスへの展開の可能性を示唆した。(6)小山らは超小型で高速動作が期待される面発光レーザーの制御性向上につとめ、偏向状態の不安定性を除去できる斜め基板上への結晶成長において良い結果を得た。(7)野田らは光光相互作用を自由に設計できる可能性を持つ半導体量子井戸のサブバンド間光学遷移のバンド間遷移による制御の基礎実験を行い超高速スイッチのポテンシアルを示した。(8)小林哲郎らは周波数軸上で光を制御することによって時間軸上に極めて短いパルス光や任意の波形を作り出すいくつかの方法を考案し、他の方法と比較した。
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