研究課題/領域番号 |
08305023
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
松井 千秋 九州大学, 大学院・人間環境学研究科, 教授 (00037756)
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研究分担者 |
三谷 勲 神戸大学, 工学部, 教授 (70037935)
新宮 義信 福岡大学, 工学部, 助教授 (50078622)
吉住 孝志 久留米工業大学, 工学部, 助教授 (60112314)
内田 保博 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (80168707)
河野 昭雄 熊本工業大学, 工学部, 教授 (50038105)
河野 昭彦 九州大学, 大学院人間環境学研究科, 助教授 (60136520)
木村 潤一 福岡大学, 工学部, 助教授 (50090866)
吉村 浩二 大分大学, 工学部, 教授 (90037961)
増田 貫志 (増田 貫貴志) 九州産業大学, 工学部, 教授 (10069453)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
1998年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1997年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1996年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
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キーワード | 載荷実験 / 弾塑性解析 / 地震応答性状 / 弾塑性挙動 / 部材 / 継手 / 柱脚 / 骨組 / 耐震性能 / SRC・RC混合部材 / SRC・RC混合骨組 / 地震応答解析 / 構造の切替階 / 応力伝達機構 / 鉄骨露出型柱脚 / SRC-RC混合部材 / SRC柱とCFT柱の継手 / 柱はり接合部 / 非埋込型SPC柱脚 / 応力伝達機構のモデル化 / 設計法 / SRC柱とRC柱の継手 / 非埋込型柱脚 / SRC柱鉄骨はりの骨組 / 引張軸力 |
研究概要 |
本研究で得られた主な研究成果を以下に示す. 1. SRC-RC混合部材において,靱性のある挙動を実現するための継手位置における曲げ補強法とせん断捕強法を明らかにした. 2. CFT-SRC混合部材の継手部において,各種応力を円滑に伝達するためのスチフナを用いた補強法とその性能評価式を提案した. 3. H形鋼梁およびSRC梁の下側にRCスラブが配置された二重床構造の梁-RCスラブ接合部において,通常の接合部の構造性能と同等あるいはそれ以上の性能を有する配筋補強法を提案した. 4. 鉄骨露出型柱脚の復元力特性モデルを提案し,所要の回転剛性,塑性変形能力を得るためのアンカーボルトの降伏比の制限値を提案した. 5. 根巻き形式角形鋼管柱脚が圧縮力だけでなく,引張力を受けてせん断破壊する場合の挙動を明らかにすると共にその耐力評価法を検討した. 6. SRC柱の非埋込型柱脚が引張り軸力を受けるときの曲げせん断挙動を明らかにし,その耐力評価法について確認した. 7. 角形鋼管あるいは角形CFT柱とRC基礎梁および鉄骨基礎梁で構成される新しい形式の柱脚の構造性能について明らかにした. 8. 異種構造要素で構成された各種の継手,接合部、柱脚のマクロな弾塑性変形性状を予測できる一般的で簡潔な解析モデルを提案し,実験挙動と比較しその有効性を示した. 9. 柱脚のスリップ型と除荷点指向型の2つの復元力特性の違いが多層骨組の地震応答性状に及ぼす影響は認められず,応答性状は柱脚および上部構造の耐力の大きさと分布に影響されることがわかった. 10. 鉄骨ラーメンの地震応答解析から,部材に生じる最大曲げひずみ速度は5〜6%/秒、弾性骨組としての応答軸力比は圧縮で0.9,引張で0.6であることがわかった. 11. SRC-RC切替階が上層になるほど,上層の層間変形角応答は大きく,部材端の損傷集中が激しくなり,全体崩壊形の形成が難しくなることがわかった.
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